『大日本史料』 11編 5 天正11年8月 p.957

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ける豐前國彦山の方に向ひ、懇祷〓首し、恭しく、伏て冀はくは、今度の合戰, 事故なく敵を亡すへからんする擁護の眸を迴らし給へ若左もあらは、末, らすとて、有馬の城より五六里許り東なる林の中に出張し、中軍の旗を立、, 城せん事然るへからす、敵の多勢に取圍れ、本國の通路を絶れなは、やはか, るに、不思議やな橘葉空にひるかへり、旋轉として降り來り、直に首に落か, 葉永く檀徒と成て、靈神の威光を輝し奉るへし、祈念冥慮に叶ひなは、一の, 落城なからさらん、今度に於ては十死一生の合戰を致さすんはあるへか, 徴を見せしめ給へと、五躰投地し、信心を凝して、只何となく大虚を仰き見, て、地の形勢を委く問ひ、其後宗徒の者共に向て曰く、味方僅の勢を以て籠, 東の海邊、西の山際に一千つゝの勢を分つて、三將三所に陣を布き、左右の, ゝる、誠に感應ありかたしと歡喜踊躍は淺からす、やかて在所の者共を召, の加護力に預らさらんに如しとて、潮を結て身を淨め、名も九州に高かり, 慮を廻らすに、敵の多勢に味方を比ふれは、大海の一滴九牛の一毛對揚す, へきにしもあらす、我一分の働きを以ては、奈何そ功をたつへき、神明佛陀, て返答しけるに、家久某の意に應せられす、使を返して船より下り、熟々思, ヲ不得策, 家久籠城, トナス, 天正十二年三月十五日, 九五七

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  • ヲ不得策
  • 家久籠城
  • トナス

  • 天正十二年三月十五日

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  • 九五七

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  • 1410,608,70,2199ける豐前國彦山の方に向ひ、懇祷〓首し、恭しく、伏て冀はくは、今度の合戰
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