『大日本史料』 11編 13 天正13年正月 p.6

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忠治サニテナシ、若シ殘黨も有ルランと窺みんためにしばらく爰におもむくと云けれは、, スベシ、我は佐野宗綱なるか、不思ひつふの矢に中り、運命こゝにきはまりぬ、汝早く宗綱, 痛手にて落兼させ給ふと奉見候、某何國まても落著せ給所迄送り進せ可候ト甲斐々々鋪申, へ、寄居の勢追かけ、敵を打て敵陣へ赴は正鋪二心の侍か、心得かたきと口々に〓けれは、, か首取て長尾に見せ、軍功にせよと仰せ有けれは、忠治こは上意ともおほへたてまつらす, 候、某シ縱君の御首を給り子孫に名譽を殘シ候とも、千年萬年可保身にても御座候はず、, はぬ期と覺ゆるぞ、汝かなさけにはやく首打て後世を吊得させよかしとのたまへとも、豐, けり、扨豐島は宗綱の御首佐野本城へ送り奉らんと思ひ、御大刀取そへ壹町計打過ける處, さも有ぬへし、さるにては是は宗綱の首にうたかひなし、そのうへ太刀・物具とても尋常, 島も流石討兼、時刻移りける處に、敵正近く馳來候、豐島無爲方御側へ立寄、今迄はさり, 上ケレバ、宗綱公御目を開て豐島を御覽在て、嬉しく問者哉、志の深切なるニ付テ名乘聞, ともと社存候得共、かたき四方より攻近付候、此上は人手に懸ケ奉らんより某し御首給り、, 唯何地へも御供と義心の眼に泪を浮め申上れは、次第に御息もたゑ〳〵に成ッて、迚も叶, 御ほだひを念比ニ奉吊申さんと泣々御首を給りけり、惜かるへきは御命三十八才とぞ聞へ, 宗綱首ヲ與, 彦七郎宗綱, ノ首ヲ佐野, シテ果サズ, 享年二十八, ニ屆ケント, 歳, ヲ救ハント, トノ説, 天正十三年正月一日, 六, 天正十三年正月一日

頭注

  • 宗綱首ヲ與
  • 彦七郎宗綱
  • ノ首ヲ佐野
  • シテ果サズ
  • 享年二十八
  • ニ屆ケント
  • ヲ救ハント
  • トノ説

  • 天正十三年正月一日

ノンブル

  • 天正十三年正月一日

注記 (26)

  • 420,596,73,2256忠治サニテナシ、若シ殘黨も有ルランと窺みんためにしばらく爰におもむくと云けれは、
  • 1589,599,69,2289スベシ、我は佐野宗綱なるか、不思ひつふの矢に中り、運命こゝにきはまりぬ、汝早く宗綱
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