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根來寺, 西に西谷・蓮華谷・三岡等あり、南に前山あり、堂舍・子院其間に充斥して、伽藍の, 佛殿より神祠に至るまて、古の舊址に因りて大抵其髣髴たるを學ひ、子院二十七宇を造, るの僧徒に至りては、天正兵火の後、稍々山内に還り集り、餘燼を收めて堂宇を再興し、, 立し、再ひ法燈を挑くといふ、寛延年間、國命を以て、蓮華院・律乘院を以て談林學頭, 地とし、俸米三十石を賜りて寺料とし、外に貳百石を以て寺産とす、新義本山和州小池, 接する者を密嚴院境内とす、其他東に菩堤谷・閼伽井谷・鼓谷あり、北に小谷あり、, 皆院號・坊號を名乘り、總髮にて世々相續せり、根來寺これより僧軍なし、新義を奉す, 根來寺の疆域周回凡四里許、中央平坦の地東西長く、南北短し、伽藍其間に連亙して, する者を豐福寺境内とす、豐福寺の東に連なる者を大傳法院境内とす、傳法院の巽に, 殿・大傳法院丈室なとの殿堂を造營して衰廢の形を振起する事を得たり、, 坊・京都智積院より迭に兩院に住職し權僧正に拜任せらる、これより後、常光明眞言, 區域を四つに分つ、西にあるを圓明寺境内とす、大門の艮位三町許にあり、其艮に接, 龍公其由緒によらせらる、百人を召して廩米八石つゝを賜ふ、これを根來同心といふ、, 眞言宗新義無本寺, 一乘山, 大傳法院, 根來寺ノ四, 名乘リ總髮, 院號坊號ヲ, ナリ, 至, 天正十三年三月二十一日, 一七一
割注
- 一乘山
- 大傳法院
頭注
- 根來寺ノ四
- 名乘リ總髮
- 院號坊號ヲ
- ナリ
- 至
柱
- 天正十三年三月二十一日
ノンブル
- 一七一
注記 (24)
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