『大日本史料』 11編 別巻1 p.45

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にて航海せる我が會員二人は長く海上に漂ひ、半ば溺死せるも、うち一人は他の一人より, ものを合せて六十萬デュカドに上れり、乘客は或ひは板に縋り、或ひは救助の小舟に助けら, 航せしが、同船もまた僚船の眼前に於いて殆んど難破に瀕せり、マラッカの市の在る大な, して大なる危險に瀕したり、即ち航海士未熟にして、潮の最高にして將に干潮に移らんと, るが、同所には海岸と海岸との間の甚だ狹きところあり、海流急にして甚だ危險なる岩礁, る岬の附近には多數の小島あり、この間に水道ありて有名なるシンカプラの海峽を形成せ, 過すれば必ずこれに接觸すべきことは明らかなりき、されば船は積荷を棄てゝ輕くなりゐ, れ、また來合せたる商船に救はれて、殆んど皆難を免れしが、悲慘なる状態なりき、同船, せり、我が船は遭難者を救助し、回復せしむるため三日間同所に留まりたり、そののち進, り、同船と共に失はれたる貨物は、海に呑まれたるもの、海岸の野蠻人に掠奪せられたる, も幸なりき、即ち殆んど死に瀕したれども回復せり、他の一人は陸地に到達するや直ちに死, する際に、この間を通過せんとせり、時に岩礁は水に被はれて見えざりしも、その上を通, 及び砂洲あり、こゝを通過することは大膽よりは猪〓に近きことなり、されど島々を廻り、, 航海する距離を短縮するために、大船もこゝを通過することあり、我が船もまたこれを爲, 海峽, しんかふら, 天正十年是歳, 四五

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  • 海峽
  • しんかふら

  • 天正十年是歳

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  • 四五

注記 (18)

  • 1450,604,70,2289にて航海せる我が會員二人は長く海上に漂ひ、半ば溺死せるも、うち一人は他の一人より
  • 1680,599,71,2294ものを合せて六十萬デュカドに上れり、乘客は或ひは板に縋り、或ひは救助の小舟に助けら
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