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備を爲せり、, 身を淨むるを以てなり、, タケンダは、人を慈悲役の許に遣はし、之に告ぐるに、己が無能者なるに拘, 妻并に奴婢に訣別し、其從來の罪惡を許さんことを請ひ、又耶蘇教を奉じ, はらず、今や殉教者たるべきの榮を得、現世に於ては、また何事の爲すべき, せり、時に、人々蝋燭を點し、十字架を擔ひ、整々として殉教の場に行くの準, 人の俗、之を以て現世を捨てゝ、再び他夫に見えざるの證となすなり、タケ, 時にタケンダは、妻イ子の手を把つて曰く、今世の別れは此時に在り、予は, やがて數通の告別状を作り、沐浴を終り、又最も華麗なる衣服を著け、其母, ンダは、其必要なきを答へたれども、其母の強て望むによりて之を許せり、, たる奴婢に對しては、己の爲す所に傚ひて堅忍なれと勵まし、且各に物を, 分與せり、イ子は其夫に請ふに、其髮を斷たんことを以てせり、これ日本婦, なきにより、天國に往くの準備として、共に來りて祈祷せんことを以てせ, り、是に於てタケンダ、慈悲役、其妻二人及び奴婢等は相集まりて、祈祷を爲, 覺し、浴湯を準備せり、蓋し日本の俗、嚴重なる儀式の前に當りては、先づ其, 慶長八年十一月七日, 六七五
柱
- 慶長八年十一月七日
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- 六七五
注記 (17)
- 408,643,56,357備を爲せり、
- 1828,654,56,713身を淨むるを以てなり、
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- 1586,652,61,2212妻并に奴婢に訣別し、其從來の罪惡を許さんことを請ひ、又耶蘇教を奉じ
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- 187,715,42,384慶長八年十一月七日
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