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ろ、高次かひさしく籠城せし功を賞せられ、所領を轉して若狹一國をた, く、八月以來、關東に注進するところの使いまたかへらす、御出馬の期も, 知かたく、かつ要害もまた堅固ならす、小勢をもつて大敵防きかたきに, より、十五日早朝に城を渡し、從兵七八十騎を率ゐて宇治邊に引退き、ぬ, 諚あるにより、台命辭しかたく、大坂に至りてまみへたてまつるのとこ, にしたかはさりしかは、ふたゝひ弟高知をよひ道阿彌を下され、懇の御, にあたりて、家臣の内疑しきものおほく、しかのみならす、近國に援兵な, をくるといへとも、守城の功とけさるかゆへにこれに應せす、其のち山, 庄東玉齋、高野山の木食聖人城中に來りて、和議をはからぬといへとも, 岡道阿彌を御使として、下山すへきむね仰下さるといへとも、なをこれ, のゝち、井伊直政よりしは〳〵書状をもつて下山あるへきの旨まうし, 和平の事をすゝめ、家臣黒田伊豫某も再三和議せむことを請、このとき, 高次領掌せさるのところ、秀頼の母儀の使として、海津尼、幸藏主來りて, 良利、赤尾伊豆等殿して敵を追拂ぬ、このとき味方多く討死す、十四日新, たゝひ東照宮に拜〓する事を耻て法體し、高野山におもむく、關原凱旋, 和議ノ計, シテ高野, 高次城ヲ, 致シ刺髮, 木食上人, 道阿彌ヲ, 遣シ下山, 家康山岡, ヲ勸ム, ニ逃ル, ラヒ, 慶長十四年五月三日, 三三一
頭注
- 和議ノ計
- シテ高野
- 高次城ヲ
- 致シ刺髮
- 木食上人
- 道阿彌ヲ
- 遣シ下山
- 家康山岡
- ヲ勸ム
- ニ逃ル
- ラヒ
柱
- 慶長十四年五月三日
ノンブル
- 三三一
注記 (28)
- 245,696,70,2154ろ、高次かひさしく籠城せし功を賞せられ、所領を轉して若狹一國をた
- 1301,700,67,2154く、八月以來、關東に注進するところの使いまたかへらす、御出馬の期も
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