『大日本史料』 12編 6 慶長十四年正月~同十五年二月 p.729

Loading…

要素

頭注ノンブル

OCR テキスト

とる處なく御寵愛也、其比猪熊少將倫賢とて、天下無雙といはるゝ程の美, けり、新大納言も、猪熊か美男の事は、かねて知たるなれは、見まほしくおも, の種と成程の姿也、兼康と猪熊と常に語らひむつましかりしゆへに、兼康, は猪熊に言聞かせ、よき透の折から、讚岐か下女にまきれて、忍ひて局へ立, か妹の讚岐の局もをり〳〵對面す、讚岐申けるは、されはむかしの世の美, へ下る事も度〳〵なれは、いか成因果にや安々とたのまれて文の使をし, て迄も移し繪にして扇に折らせ、天下に名を得たる事、むかしの業平をい, ひ、流石にいなみかたくおもひ、便をもとめてあふべきとの事なれば、讚岐, 男美人き、音にのみ聞て目にみされは知らす、今の世にありて、新大輔の局, 男あり、小袖のもよふ、帶の結ひよふ、髮の結ふりまて、猪熊樣とて田舍のは, 唐橋中將雅雄の女上の内侍、齒醫師兼康備後守か妹讚岐、此五人何れもお, ふろことし、去れはろゝる人なれは、都人き、男女の上下一目みれは、おもひ, る事なれは、一筆の艶書を讚岐にたのみけり、讚岐はやゝ年たけけれは、里, のやさしきを、少將殿の樣成美男に逢せ度ものと申ける、少將も兼々聞た, 十八歳也、其外中院中納言通勝の女權の介、水瀬の中將氏成の女中の内侍, 姿, 教利ノ容, 猪熊樣, 慶長十四年十月十七日, 七二九

頭注

  • 姿
  • 教利ノ容
  • 猪熊樣

  • 慶長十四年十月十七日

ノンブル

  • 七二九

注記 (20)

  • 1676,591,60,2219とる處なく御寵愛也、其比猪熊少將倫賢とて、天下無雙といはるゝ程の美
  • 508,593,59,2214けり、新大納言も、猪熊か美男の事は、かねて知たるなれは、見まほしくおも
  • 1210,593,60,2219の種と成程の姿也、兼康と猪熊と常に語らひむつましかりしゆへに、兼康
  • 274,605,61,2207は猪熊に言聞かせ、よき透の折から、讚岐か下女にまきれて、忍ひて局へ立
  • 1091,596,61,2217か妹の讚岐の局もをり〳〵對面す、讚岐申けるは、されはむかしの世の美
  • 626,605,58,2206へ下る事も度〳〵なれは、いか成因果にや安々とたのまれて文の使をし
  • 1442,588,63,2215て迄も移し繪にして扇に折らせ、天下に名を得たる事、むかしの業平をい
  • 394,598,58,2212ひ、流石にいなみかたくおもひ、便をもとめてあふべきとの事なれば、讚岐
  • 976,588,60,2222男美人き、音にのみ聞て目にみされは知らす、今の世にありて、新大輔の局
  • 1560,586,61,2222男あり、小袖のもよふ、帶の結ひよふ、髮の結ふりまて、猪熊樣とて田舍のは
  • 1791,589,64,2215唐橋中將雅雄の女上の内侍、齒醫師兼康備後守か妹讚岐、此五人何れもお
  • 1328,594,58,2217ふろことし、去れはろゝる人なれは、都人き、男女の上下一目みれは、おもひ
  • 742,593,61,2217る事なれは、一筆の艶書を讚岐にたのみけり、讚岐はやゝ年たけけれは、里
  • 859,596,59,2213のやさしきを、少將殿の樣成美男に逢せ度ものと申ける、少將も兼々聞た
  • 1908,587,64,2231十八歳也、其外中院中納言通勝の女權の介、水瀬の中將氏成の女中の内侍
  • 1661,216,41,42姿
  • 1704,217,42,174教利ノ容
  • 1565,216,42,128猪熊樣
  • 170,655,43,426慶長十四年十月十七日
  • 173,2393,44,125七二九

類似アイテム