『大日本史料』 12編 8 慶長十六年三月~同年十月 p.320

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源右衞門病氣付けり、中川太郎吉を御使にて、黄金五枚御小袖や夜物等を, 其忠義深眞實を感し入、落〓數行仕り候と、昨日の次第、一々に言上しけれ, あらんと仰けれは、縫殿助、成程舊功の事共數々申聞には、私儀委しく承り、, 縫殿介歸り、明日御前へ出たれは、帶刀殿、下市より歸りけるか、何と申たる, 洲の廊下椽にて、座頭の頭程の焼飯も出たるなるへし、惡口たら〳〵、そう, は、帶刀殿仰けるは、扨々能も申たるもの哉、夫ゆへにこそ汝を遣したる也, て呉るやうに、汝を頼むなれは、能々計ひ呉よと仰けり、此より二三年の後、, 被下、酒肴なと調ひ給ひ候而、長命を期し候得と仰有しとろや、, そ、さそや大かたの事にては有間敷と被仰縫殿助、御意のことく、案に相違, 引負の事は何ともせんかたなし、家老共へはよきやうに申、沙汰なしにし, 我儘に遣ひ果し候へは、今更何そ差上へき物はなく候との旨に候つると, の御受答にて、引負と申事は不存候、御代官仕れとの御意は、被下事と存し、, 云けれは、帶刀殿、いや〳〵、其つれ計の事にては有間敷、舊功の談々にて、清, 語の内にも、忠誠の他に異儀、眞實の程を感心して、はら〳〵と感〓し、, 怒りける、縫殿介、頭をたれて聞居たるか、源右衞門、無法至極のはけしき言, ○中, 略, 慶長十六年六月十七日, 三二〇

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  • ○中

  • 慶長十六年六月十七日

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  • 三二〇

注記 (19)

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