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る奉公いたしける者に、五文十文づゝ、當座の褒美に下行し給、ある時、東山, 大名にて、孝行を感せられ、乞食非人までに、御情ふかき事、古今希なる大將, て、否々此錢をあの盲目に渡ならば、徒者共がばひ取て、却て仇になるべし, の身として、年寄たる親を養は、きどく也、さりながら、僞もしりがたし、具に, が、大名の御通を聞て、清正の馬のさきにて、歩行の者に向ひ、錢を乞けるを, 馬上にて見給ひ、物申は何者ぞと御尋有けるによつて、乞食則申上けるは、, 道を上り給ふ時、美濃國の大井と云所を行過て、道に、盲目の女乞食しける, ういたせと、直に仰られ、名主に錢を渡し被下けり、まことに慈悲ふろき御, 錢を百文二百文づゝ、殘らす與へける程に、夥布集りて見えけるを御覽有, し申ければ、金銀の錢少々與へ給ひ、何も供の者も少々與へよと宣へは、則, とて、所の名主を召出し有て、盜人にとられざるやうにして、乞食をかいほ, 年寄たる親を一人はごくみ申由、いひければ、扨も不便なる事也、盲目の女, 尋よと有て、畑をうつて居ける百姓に尋問ければ、乞食の云候通、僞なきよ, が頸にかけ、一人宛左右の馬の先へあゆませ、道中にて何者成共、指當りた, 乞食ヲ恤, 慶長十六年六月二十四日, 四一九
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- 乞食ヲ恤
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- 慶長十六年六月二十四日
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- 四一九
注記 (17)
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