『大日本史料』 12編 8 慶長十六年三月~同年十月 p.423

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同美須の彌次右衞門奉公いたす事, けるに、或時盜人九人、表口の戸を明て内へ忍入を聞付て、件の窓の子の竹, 山城國伏見近き在郷美須と云所に、彌次右衞門と云百姓有けるが、常に心, くうてば、自上手になる物也、自然籠城いたし、又は仕寄場にても、何々とい, そるゝ物也と宣ふを聞て、誠に深き御心入なりとて感じけり、, 負けれとも、命恙なくして、疵みな平愈いたしける時、諸大名聞召、前代未聞, ひて、一夢弟子の鐵炮の名人か幾人、斯城には籠て居ときけば、敵方にてお, の百姓の手柄なりとて、或は千石、又八百石の知行下行有べきとて、方々よ, 懸深き者にて、閨の窓の子の竹を一本、自由にぬきさしするやうにして置, て女房に聲を立させけれは、盜人共、面口より退出ぬるを待請て、召出しに, を抜、忍て出、表口の戸わきに刀を拔て待居て、相圖を定め、能時に、閨の内に, 三人切ふするを見、殘る六人の盜賊共、一度に瞳と出、彌次右衞門一人を取, まはして切合けるが、爰にをしよせ、かしこに押詰、五人又切ふせたり、此時, 漸近隣より聞付、大勢かけ合、殘一人は仕留たり、彌次右衞門十七ケ所手疵, 右衞門ヲ, 百姓彌次, 扶持ス, 慶長十六年六月二十四日, 四二三

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  • 右衞門ヲ
  • 百姓彌次
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  • 慶長十六年六月二十四日

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  • 四二三

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