『大日本史料』 10編 7 元亀2年10月~同年雑載 p.338

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此宗派は、ルーテルの宗派に似て、救はるゝ爲めには、阿彌陀の名を唱ふる, 一人の坊主ありしが、彼は此地の一向宗の頭にして、大なる説教師なりき、, かんことを求めたり、受洗後十二日を經たるのみにして、洗禮前の罪は、之, 外に必要なく、行に依りて己を救はんとするは、阿彌陀を〓辱するものに, けたり、而して予が豐後に向け出發せんとするを聞き、出發前其懺悔を聽, ることを嘉みし給へり、其後多數の村々はキリシタンとなりたり、其中に, 良き性質を備へ、將來甚だ有望なる人も洗禮を受けたり、其キリシタンと, なりし前、坊主竝に殿の夫人大に反對せしが、青年は大に之を望みて、デウ, して、唯阿彌陀の功徳にのみ頼むべしと説けり、又殿の一子、十八歳にして, スの教を聽さ、如何なる危險來るも、之に對抗する決心をなして、洗禮を受, に依りて宥されたるを以て、予は之を拒みしが、予が去りたる後、何事が起, 悔を聽きしが、其懺悔の樣子と、デウスが彼に與へ給ひし光明及び恩寵を, るべきか知らざるを以て、懺悔を聽かんことを再び要求せり、予は同夜懺, 見て、誠に驚きたり、彼は當地方の信仰の柱たるべき素質を有せり、予が出, 發せし後、殿の夫人にして、彼を養子となしたるカミサマは、彼がキリシタ, 鎭尚ノ子, 信奉ス, 耶〓教ヲ, 改宗セシ, メントス, 養母之ヲ, 元龜二年是歳, 三三八

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  • 鎭尚ノ子
  • 信奉ス
  • 耶〓教ヲ
  • 改宗セシ
  • メントス
  • 養母之ヲ

  • 元龜二年是歳

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  • 三三八

注記 (23)

  • 1607,678,61,2188此宗派は、ルーテルの宗派に似て、救はるゝ爲めには、阿彌陀の名を唱ふる
  • 1725,689,59,2202一人の坊主ありしが、彼は此地の一向宗の頭にして、大なる説教師なりき、
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