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も、大病之跡故大きに草臥給ひ、夜も寢かね玉ひ、さひしかり肥立か手玉ふ, も側をはなれす、其外近習若侍大勢晝夜相詰伽仕、色〳〵の物語申といへ, 〓れとも、再三御所望故、おつふ是非なく筆取て、何をか書つゝらんと色々, 思案し、源義經しやな王殿と申時、ありまへ下り給ふに、三河國矢はきの宿, 側さらすの伽に城玄勾當、角都勾當、小野ゝおつふといふ女、此三人晝夜少, 共、毎日毎夜の事故、咄も絶、淋しかり給ふ、其時城玄、角都一同に申は、おつふ, 先淨璃理の初めは、織田信長公以之外大病を煩ひ給ひ、病氣本復といへと, 長者か娘上瑠理と申女に戲れ給事書つゝり、作り濟して讀聞せ申、殊之外, は能書の文者に御座候なれは、何そ面白き文を作り、よみて御耳に入候は, 〓り、寛文年中ニ江戸虎屋源太夫上京有てより、淨瑠璃繁昌し、常芝居も出, 面白くおもひ給ふ、城玄、角都を初、近習に有あふ小性若侍、耳をすまして聽, ゝ御慰にも可成と申上る、信長則おつふに被仰付、おつふさた〳〵辭退申, 來たり、, 〔昔々物語〕むかしは淨瑠理、小哥、せ例きやう、ケ樣の音曲近年とは替たり、, 聞し、興に入、皆々感を催に付、毎日毎夜右の一卷繰返し〳〵讀故あき給ひ, ○下略、本書ハ寶暦, 六年ノ刊本ナリ、, 勾當角都, 勾當ノ勸, お通城玄, リ淨摺璃, 京都ニハ, 寛文頃ヨ, 瑠璃物語, ニヨリ淨, ヲ作ルト, 流行ス, 説, 慶長十九年九月二十一日, 七八八
割注
- ○下略、本書ハ寶暦
- 六年ノ刊本ナリ、
頭注
- 勾當角都
- 勾當ノ勸
- お通城玄
- リ淨摺璃
- 京都ニハ
- 寛文頃ヨ
- 瑠璃物語
- ニヨリ淨
- ヲ作ルト
- 流行ス
- 説
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- 慶長十九年九月二十一日
ノンブル
- 七八八
注記 (30)
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