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の船見分に通る樣に左右ともに思て、事故なく三丁程通り延ける時、敵の, 舟と名付〓炮打かくれ共、遠きゆへに一ツもあたらす、味方へ乘込む、兼て, 々大に競ひ申候は、冥加に叶たる事と云、偖薩摩守は、大坂御扱に成しるを, 言合せし故に、庄左衞門歸りたるはと大にきほひ、船共餘多むかひに出、何, 約束に、歸りたらは長柄のさし笠を開きてふるへき程に、左樣心得へしと, 聞屆て、よき時分大坂着岸せられ、舟路天氣あしくして遲くつかれけり、大, る忍て通らは却而咎申事も可有と、櫓拍子ふみならして通りたれは、警固, 申候、此程迄は舟橋の上に大材木にて橋のことくにいたし、馬にても何に, 是こそ天のあたふる所、誠天照皇大神宮の御加護と奉悦、獵師にも何やか, と〳〵薩摩殿は如何と尋ぬ、成程よき御請にて、追付是へ着船といへは、皆, やくれ、酒食なともてなし、さらはとて乘出す、是正しく住吉大明神にてお, ても自由自在に通り申つるか、右の通り大風にて打破り、何も無之由を申, りしますらんと、皆々いさみいさんててんほ口へ行けれは、東しらみにな, 野但馬守方へは鷺坂善右衞門を以、御味方に御頼の時, 坂事濟ての上に、本多佐渡守を以て御尋には、正宗方へは和久半左衞門、淺, ○和久半左衞門ノ, 政宗二使セシコト、, 家久機ヲ, 大坂二入, 勝左衞門, 見テ大坂, 二行ク, 慶長十九年十一月二日, 七八〇
割注
- ○和久半左衞門ノ
- 政宗二使セシコト、
頭注
- 家久機ヲ
- 大坂二入
- 勝左衞門
- 見テ大坂
- 二行ク
柱
- 慶長十九年十一月二日
ノンブル
- 七八〇
注記 (24)
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