『大日本史料』 12編 20 元和元年五月 p.142

Loading…

要素

頭注ノンブル

OCR テキスト

知れり、故に統治の慾の砥石を以て、其巧慧を研ぎ、因て諸侯の歡心を得、彼, となりしが、世人の嫌惡を避くる爲めか、又は他人の國を不正に奪ひたる, 等をして變動を起すことなからしめたり、是れ日本に於ては實に珍らし, ふることあらんとの考を、腦裏より除くこと能はざりき、又其の失ひたる, ものとして、秀頼の味方が、彼に對して憤ることなからんが爲めか、その被, 國より集積して、其子に遺したる富の同所に保存せられたること、及び諸, に對する不義忘恩とに比すれば甚だ輕きことは、彼自らも明に知りし所, なれば、秀頼が不當にも奪はれたる帝位を囘復せんが爲め、他日暴力を用, るべき江戸の王の孫を秀頼に與へ、結婚の鎖を以て平和を結ばんとせり、, 然れども此の待遇も、その被保護者に對する背信と、恩顧を受けたる太閤, 侯は大部分太閤より引立てられたるものとして、秀頼の味方たることを, 保護者に大坂の市と城と、その外に僅少の收入を與へ、又帝位の繼承者た, を囘復するに最も適したるものなることに着眼せり、彼は太閤が日本全, 大坂は、打ち勝つべからざる障碍物にして、且つ日本の中心にして全帝國, さことなりき、然れども内府が太閤の子の後見を託せらるゝに當り、之に, ニ著眼ス, 家康大坂, 元和元年五月八日, 一四二

頭注

  • ニ著眼ス
  • 家康大坂

  • 元和元年五月八日

ノンブル

  • 一四二

注記 (19)

  • 382,632,76,2222知れり、故に統治の慾の砥石を以て、其巧慧を研ぎ、因て諸侯の歡心を得、彼
  • 1799,618,67,2217となりしが、世人の嫌惡を避くる爲めか、又は他人の國を不正に奪ひたる
  • 266,630,74,2220等をして變動を起すことなからしめたり、是れ日本に於ては實に珍らし
  • 971,621,67,2224ふることあらんとの考を、腦裏より除くこと能はざりき、又其の失ひたる
  • 1680,620,69,2216ものとして、秀頼の味方が、彼に對して憤ることなからんが爲めか、その被
  • 618,625,69,2229國より集積して、其子に遺したる富の同所に保存せられたること、及び諸
  • 1208,623,68,2222に對する不義忘恩とに比すれば甚だ輕きことは、彼自らも明に知りし所
  • 1088,620,69,2229なれば、秀頼が不當にも奪はれたる帝位を囘復せんが爲め、他日暴力を用
  • 1442,619,71,2233るべき江戸の王の孫を秀頼に與へ、結婚の鎖を以て平和を結ばんとせり、
  • 1324,616,70,2229然れども此の待遇も、その被保護者に對する背信と、恩顧を受けたる太閤
  • 501,627,68,2223侯は大部分太閤より引立てられたるものとして、秀頼の味方たることを
  • 1557,611,76,2225保護者に大坂の市と城と、その外に僅少の收入を與へ、又帝位の繼承者た
  • 733,625,74,2221を囘復するに最も適したるものなることに着眼せり、彼は太閤が日本全
  • 849,619,73,2225大坂は、打ち勝つべからざる障碍物にして、且つ日本の中心にして全帝國
  • 149,646,75,2199さことなりき、然れども内府が太閤の子の後見を託せらるゝに當り、之に
  • 714,256,41,158ニ著眼ス
  • 757,248,45,171家康大坂
  • 1910,681,46,343元和元年五月八日
  • 1925,2432,44,109一四二

類似アイテム