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らんことを願へりと、此日の航程十五リーグなり、, 工は、皇帝の爲め特に造りし幅一スパンの平たき鐵を多く蓄へたりしが, に送ることゝせり、こは該國王より、鐵の註文ありし故なり、又當地の鍛冶, 萬斤の鐵は購入の上、計量を終りたるならんと思ひしに、鐵の高價なりし, 予は備後の輛に著するや、嚮に我等の定宿の主人に通知し置きたれば、六, 中等品は百斤二百十匁にして、最上品は入手する能はずと、依て予は大坂, 吹き又止みしかば、漕ぎつゝ進めり、斯くて夜に及び、備後の鞆に著しぬ、我, 十七匁二分の割にて購入せしことを聞きし故、予は該品を購ひ、之を暹羅, 爲め、何事もなされざりしを知れり、其價は最粗惡なるもの百斤七十匁半、, れりと考へしなり、然れども我等の定宿の主人の妻が、最劣等品一萬斤を、, 等は途中にて、平戸よりの小船に出會ひしが、其の告げし所に依れば、我等, 考の上之を中止せり、かゝる高價の際には、鐵よりも金錢を携へ歸るを勝, に急使を送り、ウイツカム君をして、そこにて購入せしめんと考へしが、再, の帆船二艘及びジヤンク船は、準備を整へて、我等が到著の一日も速かな, 日出前一時間、我等は拔錨し、時々風, 二十七日, 和二年十月二十九日二當ル, ○新暦十二月七日ニシテ、元, 暹羅ニ輸, 爲メ備後, 出センガ, 鐵ヲ購入, 鐵ノ暴騰, 輛著, ス, 元和二年八月二十日, 五二三
割注
- 和二年十月二十九日二當ル
- ○新暦十二月七日ニシテ、元
頭注
- 暹羅ニ輸
- 爲メ備後
- 出センガ
- 鐵ヲ購入
- 鐵ノ暴騰
- 輛著
- ス
柱
- 元和二年八月二十日
ノンブル
- 五二三
注記 (27)
- 1444,643,57,1510らんことを願へりと、此日の航程十五リーグなり、
- 279,649,60,2221工は、皇帝の爲め特に造りし幅一スパンの平たき鐵を多く蓄へたりしが
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