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馳せ、此町の木戸を塞ぎ、番卒の一團を以て其處を固め、尚ほ人家の門戸を, あり、女子あり、脊の高き者あり、低き者ありたり、かゝる逮捕は、日本にては, 打開きて、キリシタンの所在を訊ね、偶々聖像を見付くれば、何等取糺すこ, 到る處に擴まりぬ、尚ほ世間に有り勝なる區々の風説によりて捕へらる, 類ひ稀なることなれば、此珍事を見んものと、大勢の人々押寄せ來り、騷は, り叫ぶ者もあり、所縁の者の行方を搜す者もありたり、鐵鎖に繋がれたる, ゝ者もありて、囚人の數は殖えたり、やがて、是等の繋がれし者の列は、總督, となく、即座に縛めの繩をかけたり、四隣の者共、こは何事ならんと逃げ廻, 者三十六人、一室に押籠められて、棄教せよと、或は脅かされ、或は懇談せら, 放置するやう命令せられたり、次で財物の沒收と云はんより、寧ろ掠奪行, より、糺明の上、是等の罪人を釋放するに至るまで、彼等無辜の輩を露天に, の屋敷の方に向ひ、次で牢獄に引かれたり、牢屋は他の囚人にて滿てるに, はれ、大刀、鍔付の短劒、見事なる具足類、飾り物、家具、金銀の細工物等、かくも, て、屠所に羊を引くが如くに、彼等を數珠繋ぎにしたり、彼等の中には、男子, れたれども、更に其甲斐なかりしかば、役人共は非常に長き繩を持ち來り, 元和五年八月二十九日, 貨財ノ沒, 教徒三十, 六名ノ捕, 收, 縛, 元和五年八月二十九日, 三三六
頭注
- 貨財ノ沒
- 教徒三十
- 六名ノ捕
- 收
- 縛
柱
- 元和五年八月二十九日
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- 三三六
注記 (23)
- 1813,637,64,2205馳せ、此町の木戸を塞ぎ、番卒の一團を以て其處を固め、尚ほ人家の門戸を
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