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キリシタンの手に收められ、出來得る限り鄭重に葬られたり、, 伊賀殿は、資性温厚なる人にして、慈悲心深, なしたる殘虐を措いて他になかるべし、今こゝに其大略を書きつらぬべ, べきことを命じたり、, るかを覺り、甚だ悦びて、責苦に當らんと心構したり、殊に彼方此方に薪の, 十七本の十字架の用意せられたるを知りたる時は、其悦は彌増したり、さ, けて、大に失望し、曩に出獄せしめたる者までも、呼び〓さゞるべからざる, を知るや、非常に憤激し、是等の囚人を、男女老少の別なく、悉く火刑に處す, ネロに優る殘虐の所業を文に記して、後世の人に書き遺さんには、公方の, 堆く積まれ、禮拜の用に供せんばかりに、いとも清潔に、いとも立派なる二, 事となるに至れり、信者等は、この報知を聞きて、今何事の企てられつゝあ, が、此處には、己が禁令を輕んじたるキリシタンの、牢獄に繋がれゐること, く、今將に牢獄を開きて囚人を放免せんとせる折柄なれば、將軍の命を受, キリシタン五十二名、都にて生きながら火焙となる、, し、天下は江戸に歸る途中、都を距る一リーグなる伏見に足を留めたりし, 歸途伏見ヲ過リテ、教徒處分ノ令ヲ發ストナスハ誤, 教史、日本西教史等マタ同ジ、, ○秀忠歸府ノコト、九月十八日ノ條ニ見ユ、本書ニ、其, ナラン、下ノばじえす日本耶蘇, 在ル教徒, ノ獄中ニ, ヲ火刑ニ, 秀忠伏見, 刑場ニ始, 處セシム, メテ十子, 架ヲ用フ, 元和五年八月二十九日, 三五〇
割注
- 歸途伏見ヲ過リテ、教徒處分ノ令ヲ發ストナスハ誤
- 教史、日本西教史等マタ同ジ、
- ○秀忠歸府ノコト、九月十八日ノ條ニ見ユ、本書ニ、其
- ナラン、下ノばじえす日本耶蘇
頭注
- 在ル教徒
- ノ獄中ニ
- ヲ火刑ニ
- 秀忠伏見
- 刑場ニ始
- 處セシム
- メテ十子
- 架ヲ用フ
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- 元和五年八月二十九日
ノンブル
- 三五〇
注記 (29)
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