『大日本史料』 12編 31 元和五年七月~同年十月 p.352

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の寛仁に信頼し、キリシタン囚人に祝辭を述べんものと、勇敢にも牢獄へ, 讚する聲より外には聞えずなりぬ、殉教の二日前に、キリシタンは、伊賀殿, 母の胸に抱かれゐたり、大小の諸侯及び大官は、天下に敬意を表せんが爲, 式に臨むが如く、努めて盛裝をなしたり、いよ〳〵其日となるや、彼等は中, のなりと觸れ歩けば、殉教者等は、然り、我等は基督の爲めに死するなり、耶, め、兵士を率ゐて路傍に堵列し、此處に集ひゐたり、かくも多數の人出を見, を乘せ、中間の車には婦女子を乘せたり、小兒等は母の乳房をくはへ、又は, キリシタンなるが故に、天下の命により、生きながら火焙に處せらるゝも, 場に來れば、九臺の車用意せられありて、其前と後の車には、男子と若者と, 蘇に榮光あれと叫びて、之に應じたり、而してなほ天に向ひて感激の祈祷, を捧げ、いとも樂しげなる面持して、刑塲に引かれ行きたり、異教徒の多く, 赴きたり、キリシタン囚人は、愉悦に我を忘れて、神羊像、念珠、聖像、其他自己, たることは未だ曾てあらざりき、車の先頭には喇叺手ありて、この者等は, 庭に引き出され、兩手を縛せられ、幾列にも竝ばせられたり、やがて町の廣, の形見となる品を思ふまゝに、友人知己に頒ち與へたり、而して宛然凱旋, 教徒等刑, 場ニ赴ク, 元和五年八月二十九日, 三五一

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  • 教徒等刑
  • 場ニ赴ク

  • 元和五年八月二十九日

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  • 三五一

注記 (19)

  • 1704,655,63,2174の寛仁に信頼し、キリシタン囚人に祝辭を述べんものと、勇敢にも牢獄へ
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