『大日本史料』 12編 32 元和五年十一月~同年十二月 p.368

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なれり、最後に神の洪大なる御慈悲に相應はしき一事件を述べて筆を擱, するに、即ち火は退きたり、未開の徒は其不思議に驚きたり、又三年の間病, られて惡事を働き、宿を乞ひたる旅人の財物を奪ひたる上、惡事の發覺を, が頭上に一縷の麗しき光線の直下するを見て改宗せり、更に他の一人は、, るを見るや、跳上りて、念珠と神羊像とをば手に取り、身をひれ伏して祈祷, りたる者、彼が先刻天國に就きて語りたることは眞實なりやと彼に訊ね, に臥したる一人の有力者ありたり、耶蘇、マリアの御名を唱ふる攝きを耳, 恐れて、之を殺すを常とせり、斯かる恐しき〓戮の科遂に露見し、世人への, くべし、一人の坊主ありたり、此者明口に窮するにあらず、生來の惡心に驅, にせしが、其聖名の謂れを解せざりしかば、人に教を乞ひて、キリシタンと, 隣家の燃えつゝありしを、たゞ見守りゐて動かず、愈火の己が家に燃え移, たるに、彼は、否、御身は何を夢みつゝあるか、我は何事をも語りたることな, し、我は天國が何物なるやを知らずと答へたり、斯くて信者等は、之ぞ神の, 業なるべしとの信念を盆鞏固にせり、又キリシタンの大敵たる一人は、己, 見せしめに、生埋の刑に處せられたり、彼は頸より下を地中に埋められ、殿, 生埋ノ刑, 元和五年是歳, 三六八

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  • 生埋ノ刑

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