『大日本史料』 12編 32 元和五年十一月~同年十二月 p.416

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よくぞ來れる、予が貴下に對し惡意をば抱かんと懸念するを止めよ、貴下, りしを知り給へ、されば貴下の欲するが如くになし給へ、予が準備は既に, べしと思はれしが、惡に徹し偏狹なりし彼は、其初志を曲げず、前に述べた, 此畏敬すべき宣教師の返答は、彼の背教者の心を和げ、且之を困惑せしむ, の命に依りしのみ、若し然らずとするも、貴下は予に對して、予が主イエス, ろ英雄的精神より發する勇氣に滿ちて、次の如く應答せり、安右衞門殿よ、, 整ひたりと、當時總てのキリシタンの間に熟知せられ、且崇敬の的たりし, る僞善を以て之を飾らんとせり、彼は曰く、パードレよ、貴下を捕へよと命, は予を捕縛せんが爲め此處に來れりと雖も、貴下の言の如くば、偏に上司, じ給へ、然らば斯かる場合の慣例に從ひ、予は貴下に繩を打ちて連行くべ, し給へと、此言葉に接し、畏敬すべき宣教師は何等心を騷がすことなく、寧, キリストを愛する故を以て、予を捕ふるよりも更に善き行をなすを得ざ, の執行者となることは、いたく我が心を痛ましむ、されど予は上司の命を, 受け止むことを得ず、之に從ひたるものなるが故に、願はくは此過失を赦, ドレに向ひて、慇懃に挨拶し、巧に伴りて曰く、パードレよ、予が貴下の捕縛, 元和五年是歳, 四一六

  • 元和五年是歳

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  • 四一六

注記 (17)

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