『大日本史料』 12編 46 元和八年七月~同年八月 p.407

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述べたり、纔に兩三度、我は斯くも長く生きたりと嘆く言葉も聞かれしが、そは、己が, を享受しつゝありしなり、〓に述べたる如く、略こ三箇月半に亘りて彼を消耗させつゝ, り、其の致命的なる罹病に於ける、かの決定的なる再發に際して、彼に殘留せる體力、, 來何事も起らざるも、現在己が享けつゝある處のみにて、我への酬いは十二分なり、と, され、彼は極度の衰弱の爲め一歩なりとも歩かば必ずや倒れ餓死せんと思はれし程なり, 且つ彼の希求して已まざりし最期の時を待ち焦れ居りし間に、彼は當面する凡ゆる苦難, 彼の身に纒附きて離れざりし、かの病弱状態の裡に在りても、彼は此の世に生を享けて, 以來、斯くも苦しき時の慰と比較し得べき慰を他には決して感じたる事無し、と告白せ, しが、其の際見る者に大なる驚嘆を誘ひしは、彼の示したる歡喜なりき、而も彼は、若, 對話に時を過せり、而して、最小限の必要品を除き、彼の日々の糧食の量は大いに削減, 自然の活力は遂に完全に絞り取られ、彼は完全に魂の歡喜を得、デウスとの愛情溢るゝ, 思想、彼の論議、彼の記述の總べては示されたり、獨りそれのみが彼を至福に齎すべく, しキリストの爲め何等かの難儀を蒙らんには、其の酬は充ち足り、豐かにして、假令將, 無限なる事をも熟知するものなり、と、彼は斯く書きたり、而して此の言葉の内に、彼の, 示不ス, シテ歡喜ヲ, 餓死寸前ニ, 元和八年八月五日, 四〇七

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  • 示不ス
  • シテ歡喜ヲ
  • 餓死寸前ニ

  • 元和八年八月五日

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  • 四〇七

注記 (19)

  • 307,685,61,2239述べたり、纔に兩三度、我は斯くも長く生きたりと嘆く言葉も聞かれしが、そは、己が
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