『大日本史料』 12編 46 元和八年七月~同年八月 p.450

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を尊重する事と成らざる限り些かも之を氣に留めざりき、生活に於ては常に其の教へた, を拂ひたり、更に、惡しき生活を送れる王者の冠よりも、徳を有する極貧の人の襤褸に, 一段と敬意を表はせしものの如し、そは、日本人の魂にとりては、非常に大きく、且つ, を以てなり、彼は、何人にせよ且つ假令如何なる大人物にせよ、他人の前に姿を現すべ, ろデウスの前に價値有る事明白なれば、如何なる人に對しても、之に相應しき限り尊敬, りも價値ある事を良く實證せり、彼は常に甚だ貧しき身形を成し、若し貧しさに於て他, ざる小人物なるかに就きても、世間一樣に下さるゝ判斷評價の尺度にて測る事無く、寧, き時にも、服裝を良く整ふる事無かりき、是等の人々に對しては必ずしも言葉を以て説, き事、即ち、キリストの十字架の庇護のみが、俗世の威嚴と光榮とを總べて合せし物よ, 教を爲し得るとは限らざるも、斯かる時には假令沈默し居るとも、彼は切めて衣服に依, りて説教せんと思へり、更に彼は大いに尊敬すべき大人物か、或は然程尊敬するに足ら, 人に劣る事を知る事あらば之を恥と爲せり、何となれば、彼は未だ世事に負目を抱き、, 他人が自己以上に貧しき身形を爲し居れば居る程、自己の信仰心の足らざる事を思ひし, 非常に必要なる教訓なりき、何となれば、彼等は生命と靈魂とよりは、表面の外觀に憂, 清貧ニ甘ン, ズ, 元和八年八月五日, 四五〇

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  • 清貧ニ甘ン

  • 元和八年八月五日

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  • 四五〇

注記 (18)

  • 1781,683,63,2232を尊重する事と成らざる限り些かも之を氣に留めざりき、生活に於ては常に其の教へた
  • 493,690,58,2226を拂ひたり、更に、惡しき生活を送れる王者の冠よりも、徳を有する極貧の人の襤褸に
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  • 1548,685,63,2233りも價値ある事を良く實證せり、彼は常に甚だ貧しき身形を成し、若し貧しさに於て他
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