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何分兵足り食足るの國土と成さされは、諸蠻の大敵に當るず、とは難かるへし、, 賢の説を兼て承り居るに依り、卓識博聞の士に勘考仰附られ、金銀札の製造高を定めさせられて然るへし, 功を以てするもの多し、理財は家を齊へ、國を治むるの道に於て、至て大切の事なるも、近來は其道に外つれて講究, 通用を嚴禁して、金銀札と引替を出願すへしと觸達すへし、左すれは富商豪農は、金銀貨を蓄藏するも利倍の道な, なり、但通用の貨幣を製造するも、其多寡に依り大に利弊ありて、其流通高を定むるは、至て六ケ敷ものなりとの古, きを以て、石瓦と同樣の想を起し、必す金銀札と引替を出願すへし、是れ又一時の權道にして已むを得さるの方略, 大小名へ御貸下學の金銀札返上も、其祿高に應して割合を附〓、十年又十五年位の年賦と定め、隨分寛宥の御沙汰, へし、尤其費用は更に金銀札を御貸下〓相成り、其返上は其興す所の事柄に就て之か年限と割合の高を定むへし、, る樣御戒諭あらせられされは、通貨増殖の爲に、却て士風の遊惰前日に倍〓するの恐あり、因て金銀札製造仰出さ, も、民心離叛の種を蒔くと均しき觀を呈して、却て非常の變に臨んて危險の恐れあれは、返上の期を定むるは尤注, 然るへし、近頃諸國士卒の立身出世を聞見するに、文武の道を以て拔擢せらるゝもの至て稀ににして、收斂營利の, するか故に、貪利の風盛んにして、誠に歎息の事少からす、金銀札返上の期間短きときは、從來の疲弊の爲に、有司, 無理算段をなし、從て收斂の新法を起して、領分の農商は苛税用金等に苦むへし、是に至ては、折角の軍費御貸下, とを知らしむへし、金銀札を頒行し、人民に於て之を賤しめ、流通を妨碍せは、其通用の期間は、斷然と金銀の眞貨, し、其土地土地の模樣に依り之を經營し、會計の根軸を確立せしむへし、是も太政官符を以て大小名に御沙汰あろ, 〓金銀札を製造し、全國の會計に利潤を望むも、太平打續上下騎奢の風を成すを以て、太政官符にて節儉を專らにす, 一諸國の軍備に手を著くる上は、物産の繁殖を謀るも亦急務とす、新田を開發し、山林を植足し、或は魚鹽の利を興, 意を要す、, 怠慢なく金銀を堀り出し、眞貨を鑄造して三都の地に蓄藏し、預め其引替の用意を天下に示して、信義を立つる」, 安政五年三月十四日, 三五七
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- 三五七
注記 (21)
- 405,693,45,1481何分兵足り食足るの國土と成さされは、諸蠻の大敵に當るず、とは難かるへし、
- 1411,693,48,2041賢の説を兼て承り居るに依り、卓識博聞の士に勘考仰附られ、金銀札の製造高を定めさせられて然るへし
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- 1323,670,49,2197大小名へ御貸下學の金銀札返上も、其祿高に應して割合を附〓、十年又十五年位の年賦と定め、隨分寛宥の御沙汰
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- 310,664,47,2203〓金銀札を製造し、全國の會計に利潤を望むも、太平打續上下騎奢の風を成すを以て、太政官符にて節儉を專らにす
- 688,661,46,2208一諸國の軍備に手を著くる上は、物産の繁殖を謀るも亦急務とす、新田を開發し、山林を植足し、或は魚鹽の利を興
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