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るよし語り玉ひぬ、酒賜ひぬるに、甚た芳洌なれは、其名を問ひしに、大阪にて, 白菊と呼へる酒のよし、二三升玉ひなんと請しに、喜ひ玉ひて、舶瓶五本に充, を鐫し、普門品を雕せる石碑の搦本をも賜ひぬ、これは我邦にて希有の珍物, なるへし、画工尾形喜六といへるもの召され、画かゝせ玉ひ、余に望ましきも, 寢ぬ、但し明日は此旅亭立出りへしとて、引みたしたるもの收拾す, しに、直に筆とりて寫しくれぬ、余も瓊浦風烟の詩を書す、公も竹を寫し賜り, 廿九日晴暖小盡, のあらは、申候てかゝせ候樣仰られしのは、崎澳の圖一枚を画き玉へと乞ひ, 賜ひ、又鶴のみそ汁を手自ら製させ玉ひぬるをも下さる、此鶴は殊に新鮮な, 一箱を御父子に上りし御答禮と覺ヂ、又小松重盛沙金幾兩を宋に贈り、佛像, 八時後旅亭を發す、暖氣体に可なり、箱崎松原を歩し行く、客日の大風とは風, ぬ、又諧歌一首を書し、川路司農につのわすへきよしにて、托し玉ひぬ、宴訖り, て辭し、公邸を出て旅亭にかへれは、夜已に十二時後なり、それより小酌して, て玉ひぬ、其餘博多羽織地野袴地なと賜〓、これは洋製白磁〓兒二枚及ひ墨, 景別趣なるを覺ヂ、行くこと一里餘りにして輿に上る、午時を過る後青柳に, 箕作西征紀行, 四九六
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- 箕作西征紀行
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- 四九六
注記 (17)
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