『維新史』 維新史 1 p.326

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行に依つて、窮境は愈〻増大するに至つたのである。, ては、知行取である百石以上の者は三千五百四十九人を數へたが、百石以下の扶, ぶこともあつて、諸藩士の苦痛は蓋し甚大であつた。殊に當初は薩長二藩及び, や、廣く他藩に於いても行はれるに至り、加賀藩の如き大藩に於いても、猶且つ安, なかつた。武士たるの教養に努め、四民の上位たるの品位を保つべきにも拘は, 役の旗本・御家人をして小普請金を上納させたが、固より其の率は低額であるが, らず、生計の維持に汲々としてゐたことは推して知るべく、物價の騰貴・奢侈の横, 秋田藩等に行はれたのみであつたが、江戸中期以降財政の逼迫が全般的となる, 持米取の者は六千三百二十九人に及び、後者の收入は一人當り十九石餘に過ぎ, 度、即ち藩士より知行・俸祿の一部を借入する制度は、時には本祿の半ば以上に及, 爲に、一般もさしたる痛痒を感じなかつた。而も諸藩に於いて行はれた借上制, るに驚かざるを得ぬのである。諸藩に於いても亦同樣で、例へば仙臺藩に於い, 家計不如意の武士を更に窮乏に陷れたものは、借上の制度である。幕府は非, ぎないで、之を知行取の平均高九百八十七石餘に比する時は、懸隔の餘りに大な, 借上制度, 第二章封建制度崩壞の過程第二節封建社會の動搖, 三二七

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  • 借上制度

  • 第二章封建制度崩壞の過程第二節封建社會の動搖

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  • 三二七

注記 (17)

  • 1148,584,59,1411行に依つて、窮境は愈〻増大するに至つたのである。
  • 1610,583,65,2266ては、知行取である百石以上の者は三千五百四十九人を數へたが、百石以下の扶
  • 584,594,66,2261ぶこともあつて、諸藩士の苦痛は蓋し甚大であつた。殊に當初は薩長二藩及び
  • 365,585,69,2272や、廣く他藩に於いても行はれるに至り、加賀藩の如き大藩に於いても、猶且つ安
  • 1373,585,66,2265なかつた。武士たるの教養に努め、四民の上位たるの品位を保つべきにも拘は
  • 917,582,66,2274役の旗本・御家人をして小普請金を上納させたが、固より其の率は低額であるが
  • 1260,582,69,2271らず、生計の維持に汲々としてゐたことは推して知るべく、物價の騰貴・奢侈の横
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