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けず、又此方より爭端を開かざるやう平穩に應接しても、彼より亂暴に及ばんや, 十四日幕府の要職にあるものをして意見を述べしめたが、寺社奉行・町奉行・勘定, 儀は乍憚可然とは難申上尤武備人心一定候樣にとの御趣意は至極御尤」である, 正弘並びに齊昭は大號令の發布を以て目下の急務であると焦慮して、更に十月, 奉行等は連署して對議書を上つた。其の文中に「號令御案の通可被仰達との御, と云つて、別に號令案を立案して上つた。齊昭は同十九日に登城し、將軍家定の, ことを請ひ、かねて齊昭の主張し來つた「大號令」の文案を起草して、齊昭に修正を, 海防掛等に諮問したが、之に贊成したのは僅かに大小目付のみであつた。併し, も計り難い、よつて防禦の備を立て、毫髮も御國體を汚さぬ樣上下擧つて心力を, 盡し忠勤を勵むべしと云ふにある。齊昭は喜んで之に加筆し、文意を強め、評し, て「大號令御草案拜見被仰付寛々拜見仕候處、今度登營以來如此痛快の事始て奉, 請うた。其の文案の大意は米國使節明年來航するとも、願意聞屆の有無は申聞, 承知、國家之福不過之奉存候」と言つてゐる。而して正弘は之を三奉行・大小目付・, きを察して、遂に海防參與の辭意を漏すに至つた。正弘は齊昭に辭意を飜さん, 第二章幕府の對策第三節雄藩の態度, 七三
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- 第二章幕府の對策第三節雄藩の態度
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- 七三
注記 (16)
- 1503,567,57,2283けず、又此方より爭端を開かざるやう平穩に應接しても、彼より亂暴に及ばんや
- 699,567,58,2286十四日幕府の要職にあるものをして意見を述べしめたが、寺社奉行・町奉行・勘定
- 468,564,58,2281儀は乍憚可然とは難申上尤武備人心一定候樣にとの御趣意は至極御尤」である
- 813,567,59,2288正弘並びに齊昭は大號令の發布を以て目下の急務であると焦慮して、更に十月
- 582,568,60,2282奉行等は連署して對議書を上つた。其の文中に「號令御案の通可被仰達との御
- 354,568,59,2276と云つて、別に號令案を立案して上つた。齊昭は同十九日に登城し、將軍家定の
- 1732,566,58,2288ことを請ひ、かねて齊昭の主張し來つた「大號令」の文案を起草して、齊昭に修正を
- 929,566,57,2289海防掛等に諮問したが、之に贊成したのは僅かに大小目付のみであつた。併し
- 1387,568,57,2285も計り難い、よつて防禦の備を立て、毫髮も御國體を汚さぬ樣上下擧つて心力を
- 1272,566,56,2286盡し忠勤を勵むべしと云ふにある。齊昭は喜んで之に加筆し、文意を強め、評し
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- 1044,570,58,2301承知、國家之福不過之奉存候」と言つてゐる。而して正弘は之を三奉行・大小目付・
- 1847,571,56,2280きを察して、遂に海防參與の辭意を漏すに至つた。正弘は齊昭に辭意を飜さん
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