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るを得たのである。, 老に建白することとなり、七月二日定廣は老中久世廣周, 府せしめたる趣意を述べ、夕刻雅樂は廣周に見えて、其の抱懷する所の航海遠略, 頭早川庄次郎を訪ねて建白の趣旨を説明し、六月二日京都を立ち江戸に向つた, ぐべきことを力説し、泰平三百年の餘澤として、天下の士君子は勿論、匹夫匹婦に, を訪ねて、雅樂を出, 策を陳述に及んだ。即ち先づ朝幕一和の要あること、幕府は一〓尊王の實を擧, の意あらば、宜しくこれを實踐し、萬人の疑惑を解くに努めたなら、自ら海内一和, が、庄次郎亦歸府中である旨を聞くや、是と中山道の加納驛, 所信を開陳した。江戸遊説の素地を作るにあつたことは勿論であつて、同月十, 至る迄、君臣上下の大義を知らざるは無い。然るに今や幕府連勅の罪を責める, 聲は囂々として起り、人心不穩、〓亂の源となるやも測り難い。幕府にして尊王, に會して重ねて, 是に於いて雅樂は更に幕府に入説を試みんと欲し、偶〻上京中の幕府奧右筆組, 四日を以て江戸に著いた。斯くて庄次郎の助言に從ひ、在府の世子定廣より閣, 傳達し、深く其の忠誠を多とした。雅樂使命の目的はここに其の一半を達成す, 美濃, 大和, 守, 國, 雅樂の出, 廣周への, 府と久世, 入説, 第一章長州藩の公武周旋第一節長井雅樂の入説と毛利慶親の周旋, 一三
割注
- 美濃
- 大和
- 守
- 國
頭注
- 雅樂の出
- 廣周への
- 府と久世
- 入説
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- 第一章長州藩の公武周旋第一節長井雅樂の入説と毛利慶親の周旋
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- 一三
注記 (26)
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