『維新史』 維新史 3 p.128

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二毛利定廣の奉勅東下, は愈〻表面化せる爲、薩藩との提携の如きは到底望み得べくもなかつたのである。, 定廣は窮餘、勅読改〓の議を重徳に諮り、漸くにして使命を遂行するを得た。其, 暴露し、權威從つて俄に衰ふるや、兩藩は諸藩に率先して、公武の間に周旋し、以て, 力を中原に延べようとするに至つた。長州藩が幕府を擁して航海遠略の策を, 建てれば、薩州藩は先づ朝廷に公武合體・幕政改革の意見を上り、又長州藩が將軍, に歸因するといふべきであらう。即ち嘉永・安政以降、幕府は其の無能を如實に, 長藩に對する反感は啻ならざるものがあり、定廣の東下を契機として、其の反感, 薩州・長州兩藩が當初軋轢反目を重ねたのは、畢竟する所、互に功名を爭つたの, 上洛の急務なるを論ずれば、薩州藩は未だ其の時機に非ずとして、寧ろ松平慶永, 上京の論を唱へるといふ有樣であつた。其の他薩州藩が武備充實を方今の緊, 急事となし、開鎖の議の如き〓は後日に讓つて可なりとの藩論を決すれば、長州藩, の顛末に就いては次に述べるであらう。, 薩長二藩, の對立, 第十編朝權の確立, 一二八

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  • 薩長二藩
  • の對立

  • 第十編朝權の確立

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  • 一二八

注記 (17)

  • 1160,968,60,732二毛利定廣の奉勅東下
  • 1625,563,71,2313は愈〻表面化せる爲、薩藩との提携の如きは到底望み得べくもなかつたのである。
  • 1504,559,77,2303定廣は窮餘、勅読改〓の議を重徳に諮り、漸くにして使命を遂行するを得た。其
  • 794,556,71,2304暴露し、權威從つて俄に衰ふるや、兩藩は諸藩に率先して、公武の間に周旋し、以て
  • 676,557,71,2305力を中原に延べようとするに至つた。長州藩が幕府を擁して航海遠略の策を
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  • 911,560,72,2297に歸因するといふべきであらう。即ち嘉永・安政以降、幕府は其の無能を如實に
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