Loading…
要素
頭注ノンブル
OCR テキスト
二毛利定廣の奉勅東下, は愈〻表面化せる爲、薩藩との提携の如きは到底望み得べくもなかつたのである。, 定廣は窮餘、勅読改〓の議を重徳に諮り、漸くにして使命を遂行するを得た。其, 暴露し、權威從つて俄に衰ふるや、兩藩は諸藩に率先して、公武の間に周旋し、以て, 力を中原に延べようとするに至つた。長州藩が幕府を擁して航海遠略の策を, 建てれば、薩州藩は先づ朝廷に公武合體・幕政改革の意見を上り、又長州藩が將軍, に歸因するといふべきであらう。即ち嘉永・安政以降、幕府は其の無能を如實に, 長藩に對する反感は啻ならざるものがあり、定廣の東下を契機として、其の反感, 薩州・長州兩藩が當初軋轢反目を重ねたのは、畢竟する所、互に功名を爭つたの, 上洛の急務なるを論ずれば、薩州藩は未だ其の時機に非ずとして、寧ろ松平慶永, 上京の論を唱へるといふ有樣であつた。其の他薩州藩が武備充實を方今の緊, 急事となし、開鎖の議の如き〓は後日に讓つて可なりとの藩論を決すれば、長州藩, の顛末に就いては次に述べるであらう。, 薩長二藩, の對立, 第十編朝權の確立, 一二八
頭注
- 薩長二藩
- の對立
柱
- 第十編朝權の確立
ノンブル
- 一二八
注記 (17)
- 1160,968,60,732二毛利定廣の奉勅東下
- 1625,563,71,2313は愈〻表面化せる爲、薩藩との提携の如きは到底望み得べくもなかつたのである。
- 1504,559,77,2303定廣は窮餘、勅読改〓の議を重徳に諮り、漸くにして使命を遂行するを得た。其
- 794,556,71,2304暴露し、權威從つて俄に衰ふるや、兩藩は諸藩に率先して、公武の間に周旋し、以て
- 676,557,71,2305力を中原に延べようとするに至つた。長州藩が幕府を擁して航海遠略の策を
- 551,554,73,2310建てれば、薩州藩は先づ朝廷に公武合體・幕政改革の意見を上り、又長州藩が將軍
- 911,560,72,2297に歸因するといふべきであらう。即ち嘉永・安政以降、幕府は其の無能を如實に
- 1738,561,73,2298長藩に對する反感は啻ならざるものがあり、定廣の東下を契機として、其の反感
- 1029,621,71,2234薩州・長州兩藩が當初軋轢反目を重ねたのは、畢竟する所、互に功名を爭つたの
- 434,555,71,2308上洛の急務なるを論ずれば、薩州藩は未だ其の時機に非ずとして、寧ろ松平慶永
- 318,556,70,2308上京の論を唱へるといふ有樣であつた。其の他薩州藩が武備充實を方今の緊
- 201,555,69,2309急事となし、開鎖の議の如き〓は後日に讓つて可なりとの藩論を決すれば、長州藩
- 1399,566,62,1152の顛末に就いては次に述べるであらう。
- 1064,296,44,171薩長二藩
- 1020,300,41,119の對立
- 1870,711,48,478第十編朝權の確立
- 1859,2367,49,123一二八







