『維新史』 維新史 3 p.292

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んじ、覇府の私意を以て取計ひたる如き舊弊あり、斯くては誠に相濟まざる儀故、, 失當なりとした。慶永は、朝旨を奉戴し公武の融和を圖るのが現下時局收拾の, は依然として舊來の私政を主張し、京師を押付け、諸侯を壓服せんとし、他面徒ら, ず、外外國に接する能はず。是が幕政の根本方針たるべきものなりと信ず。然, 循の態度に慊らず、十月十三日長文の書面を出して、政事總裁職の辭任を請ふに, 至つた。曰く、君臣の大義を明かにし、諸事悉く叡旨を遵奉し、大小諸侯へも議を, に外國を畏懼して彼の要求に應ぜんとの念慮故、百事因循に陷るより外はない。, 派の板倉勝靜は之に反對し、慶喜亦朝命により直ちに改善するは幕府の體面上, 只々幕府の私を除却し、「天下公共之道理」に基かざるべからず。昨今幕閣の形勢, 下し、以て天下一致、萬人一心の政治を行ふにあらずしては、内日本を治める能は, 根本策なりと確信してゐたこととて、勅使待遇問題に關する幕閣の依然たる因, 朝廷は此の有樣を深く御洞觀御激怒あらせられ、何卒幕府の威權を再び滿天下, るに幕府の政治は、二百年來昇平の因循姑息に狎れ、京師を度外に置き、諸侯を輕, に輝かしめたしとの深き叡慮より、此の度攘夷の名目を以て、幕府を御督責遊ば, 慶永の辭, 表, 第十編朝權の確立, 二九二

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  • 慶永の辭

  • 第十編朝權の確立

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  • 二九二

注記 (18)

  • 810,554,68,2311んじ、覇府の私意を以て取計ひたる如き舊弊あり、斯くては誠に相濟まざる儀故、
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