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軍上洛問題の由來を顧るに、元來此の事は勅使大原重徳の下向に先立つて行は, れた幕政改革の一として、松平慶永の建議に基いて決定せられ、六月朔日三家以, は普請・手入の爲に疲弊すべき事、朝廷より如何樣の朝命の出づるやも測られざ, なき攘夷問題の爲に、却つて非常な苦境に陷る危險も多分に存してゐたから、幕, 何となく御情實御通徹ニ相成兼候故より之儀ニ付、速ニ御上洛萬端御直ニ被仰, 林昇は、上洛の費用莫大にして國防の整備に障害となる虞ある事、道中筋の諸藩, る事等の理由を掲げ、「幕府之御威勢は即天朝の御威勢、國家之陵夷は即天朝の陵, た。然るに其の翌日には、從前此の問題に關係の深かつた老中久世廣周が辭職, し、代つて幕閣の中心に立てる板倉勝靜はさしたる熱意を示さず、加ふるに有司, 下諸大名に對して、「素々公武之御間柄、聊も御隔意被爲在候御事ニは無之候へ共, 府としては愼重な態度をとらねばならなかつたのである。今少しく遡つて將, の間には反對論が簇出せる爲、問題は端なくも停頓するに至つた。即ち大學頭, 夷にて、叡慮御誠實に四海生民の困迫、藩國諸侯の疲弊を被爲憂候はゞ、御上洛等, 上との思召ニて、則御内々被仰出ニ相成候」(御政事向御改革之留)との旨を布告し, 問題の由, 將軍上洛, 來, 有司の反, 對, 第四章勅使三條實美・姉小路公知の東下第四節勅旨傳達と將軍の上洛決, 三〇七
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- 問題の由
- 將軍上洛
- 來
- 有司の反
- 對
柱
- 第四章勅使三條實美・姉小路公知の東下第四節勅旨傳達と將軍の上洛決
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- 三〇七
注記 (21)
- 1650,546,62,2300軍上洛問題の由來を顧るに、元來此の事は勅使大原重徳の下向に先立つて行は
- 1531,552,62,2301れた幕政改革の一として、松平慶永の建議に基いて決定せられ、六月朔日三家以
- 574,547,60,2300は普請・手入の爲に疲弊すべき事、朝廷より如何樣の朝命の出づるやも測られざ
- 1884,550,62,2301なき攘夷問題の爲に、却つて非常な苦境に陷る危險も多分に存してゐたから、幕
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- 691,546,60,2309林昇は、上洛の費用莫大にして國防の整備に障害となる虞ある事、道中筋の諸藩
- 449,553,60,2296る事等の理由を掲げ、「幕府之御威勢は即天朝の御威勢、國家之陵夷は即天朝の陵
- 1051,554,63,2298た。然るに其の翌日には、從前此の問題に關係の深かつた老中久世廣周が辭職
- 934,551,62,2299し、代つて幕閣の中心に立てる板倉勝靜はさしたる熱意を示さず、加ふるに有司
- 1412,548,61,2313下諸大名に對して、「素々公武之御間柄、聊も御隔意被爲在候御事ニは無之候へ共
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- 330,545,62,2303夷にて、叡慮御誠實に四海生民の困迫、藩國諸侯の疲弊を被爲憂候はゞ、御上洛等
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