『維新史』 維新史 3 p.308

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を徒費するより、寧ろ其の金額を以て刻下の急務たる海軍を振興するに如かず, て海軍を興すとも、此の儘の政情にては、外國は扠置き、内亂足下に生じ、海軍は何, と論じた。是に對し慶永は、將軍の上洛如何は天下の治亂興亡の分れる所であ, るべしとの自重論を唱へた。又勘定奉行は上洛費用を〓計百五十萬兩と見積, り、財政窮乏の折柄、捻出容易ならずと建言し、大小目付亦將軍上洛に甚大の費用, 陋見を固執し、此の上とも充分幕議を確定し、京師の事情を探索せる後に上洛あ, 取る費用と見做し、斷然上洛あつて公武一和の實を示すべきである。然らずし, るから、上洛の入費の如きは、假令一萬兩にても百萬兩にても、信義と太平とを買, 事に付、京師より御指止に相成候て可然儀と奉存候」(官武通紀)とて、舊態依然たる, 大目付岡部長常は慶永の所説に反對して、輕裝の上洛にては治安不安の折柄憂, の蓄を費消し盡せば、今後事ある時に如何にすべき。行裝を省略すといふとも、, 之事は縱令從是御願相成候共、此節御多端之御場合、江戸を御動被遊候は不容易, 等の用に立つまじ。又上洛の行裝は大いに簡略にすべきであると反駁した。, 慮に堪へず、又諸藩の譏笑を招き、幕威にも拘るであらう。入費甚大にして府庫, 慶永の主, 張, 第十編朝權の確立, 三〇八

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  • 慶永の主

  • 第十編朝權の確立

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  • 三〇八

注記 (18)

  • 1175,550,59,2307を徒費するより、寧ろ其の金額を以て刻下の急務たる海軍を振興するに如かず
  • 705,552,59,2303て海軍を興すとも、此の儘の政情にては、外國は扠置き、内亂足下に生じ、海軍は何
  • 1057,548,61,2303と論じた。是に對し慶永は、將軍の上洛如何は天下の治亂興亡の分れる所であ
  • 1408,556,61,2306るべしとの自重論を唱へた。又勘定奉行は上洛費用を〓計百五十萬兩と見積
  • 1291,551,60,2308り、財政窮乏の折柄、捻出容易ならずと建言し、大小目付亦將軍上洛に甚大の費用
  • 1525,552,58,2300陋見を固執し、此の上とも充分幕議を確定し、京師の事情を探索せる後に上洛あ
  • 821,552,59,2305取る費用と見做し、斷然上洛あつて公武一和の實を示すべきである。然らずし
  • 940,555,58,2302るから、上洛の入費の如きは、假令一萬兩にても百萬兩にても、信義と太平とを買
  • 1642,549,60,2306事に付、京師より御指止に相成候て可然儀と奉存候」(官武通紀)とて、舊態依然たる
  • 451,551,60,2307大目付岡部長常は慶永の所説に反對して、輕裝の上洛にては治安不安の折柄憂
  • 194,562,64,2308の蓄を費消し盡せば、今後事ある時に如何にすべき。行裝を省略すといふとも、
  • 1759,552,60,2311之事は縱令從是御願相成候共、此節御多端之御場合、江戸を御動被遊候は不容易
  • 578,550,60,2257等の用に立つまじ。又上洛の行裝は大いに簡略にすべきであると反駁した。
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