『維新史』 維新史 3 p.138

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誠心より出づべく、叡慮を安んじ奉ると否とは、我が國の治亂に係るものなれば、, 茲に慶永は愈〻幕政に參與することとなつて、翌八日登城した。先づ老中水野, は御請に及び難い。且つ方今の時勢にあつては、過去の事に執著せず、人望ある, 忠精・同板倉勝靜より、長州藩の建議に係る將軍上洛の可否に關して意見を徴さ, れた。慶永は、時勢逼迫せる際、將軍の上洛こそ望ましきことにて、經費の多寡に, 一橋慶喜を登用して、幕政に參與せしめることが必要であると。其の後慶永は, 列することとなつたが、閣老等は常に慶永の上京を求めて已まなかつた。是に, 先づ國是を確立する事が肝要である。國是を確立するに非ざれば、己れの上京, るに當つて、堀田正睦の覆轍に鑑み、登用の朝命が降下するであらうと考へられ, る慶永を倶に上京せしめて、以て朝幕關係の融和を圖らうと考へたのであつた。, 屡〻登城して、閣老等と幕政改革に就いて議し、十三日からは御用部屋の評議にも, の關係にあつたと見るべく、幕府は朝旨を奉じて久世閣老を上京せしめんとす, 依つて決すべき問題でないと答へた。次いで將軍に〓し、久世閣老列座の上に, て、日頃抱懷せる幕政改革の意見を吐露して謂ふ。公武一和は眞に朝旨遵奉の, 慶永の登, 改革に對, 營と幕政, する意見, 第十編朝權の確立, 一三八

頭注

  • 慶永の登
  • 改革に對
  • 營と幕政
  • する意見

  • 第十編朝權の確立

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  • 一三八

注記 (20)

  • 801,563,62,2319誠心より出づべく、叡慮を安んじ奉ると否とは、我が國の治亂に係るものなれば、
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  • 1159,567,59,2296れた。慶永は、時勢逼迫せる際、將軍の上洛こそ望ましきことにて、經費の多寡に
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