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いで三月六日品川彌二郎は再び了介に隨つて上京し、薩藩邸に潛伏して、京坂の, の專用に供せんとした。然るに宗次郎は船旗は薩藩旗を用ゐ、船費は長藩より, したのである。而して宗次郎は既に此の趣旨を以て薩州藩に交渉を遂げたの, 此の事を知らしめれば、却つて士氣を弛緩せしめる虞があつたからである。尋, 解決の機運に向つた。それは前年八月井上聞多・伊藤俊輔が上杉宗次郎の斡旋, 事情を探索し、旁ら防長士民の歎願書を始め各種公文書の謄本を諸方に散布し, まり、一般には極祕に附せられてゐた。蓋し長州藩が擧藩必戰を期してゐる際、, の下に英商グラバーより購入を豫約した汽船ユニオン號の所屬に關する問題, て、長州藩の主張の徹底に努めた。, で、薩州藩は同船を櫻島丸と命名した。茲に於いて問題は紛糾したが、薩長提携, 當時長州藩の汽船購入に關聯し、薩長兩藩の間に蟠りとなつてゐた問題も亦, 長州藩は船名を乙丑丸と名付け、中島四郎を船長に任命して自藩, の者を以て充て、薩長兩藩の用に供せんと企圖, 支給を仰ぎ、船員は龍馬社中, 進捗の折柄とて、關係當事者は非常な苦心を以て之が解決に當り、坂本龍馬の斡, であつた。, 前節, 援隊, 參照, 後海, 乙丑丸事, 件, 第十五編第二囘征長の役, 四七二
割注
- 前節
- 援隊
- 參照
- 後海
頭注
- 乙丑丸事
- 件
柱
- 第十五編第二囘征長の役
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- 四七二
注記 (24)
- 1507,596,67,2263いで三月六日品川彌二郎は再び了介に隨つて上京し、薩藩邸に潛伏して、京坂の
- 695,583,68,2282の專用に供せんとした。然るに宗次郎は船旗は薩藩旗を用ゐ、船費は長藩より
- 459,585,67,2269したのである。而して宗次郎は既に此の趣旨を以て薩州藩に交渉を遂げたの
- 1630,592,65,2274此の事を知らしめれば、却つて士氣を弛緩せしめる虞があつたからである。尋
- 1045,587,73,2279解決の機運に向つた。それは前年八月井上聞多・伊藤俊輔が上杉宗次郎の斡旋
- 1393,584,66,2278事情を探索し、旁ら防長士民の歎願書を始め各種公文書の謄本を諸方に散布し
- 1747,595,67,2283まり、一般には極祕に附せられてゐた。蓋し長州藩が擧藩必戰を期してゐる際、
- 932,593,70,2270の下に英商グラバーより購入を豫約した汽船ユニオン號の所屬に關する問題
- 1285,592,58,939て、長州藩の主張の徹底に努めた。
- 346,583,69,2278で、薩州藩は同船を櫻島丸と命名した。茲に於いて問題は紛糾したが、薩長提携
- 1161,650,67,2215當時長州藩の汽船購入に關聯し、薩長兩藩の間に蟠りとなつてゐた問題も亦
- 813,994,69,1871長州藩は船名を乙丑丸と名付け、中島四郎を船長に任命して自藩
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