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されば十二月十日巳刻, の鎭靜するのを待つて衣冠を整へ、改めて兩人を迎へた。仍つて慶勝等は、王, は宛然鼎の沸くが如くであつた。孰れも一度出兵の命下るに於いては、死を, 極に達し、各〻戎裝して草鞋を穿ち、或は小銃を肩にし、或は短槍を手にして、城内, の間を通り過ぎ、慶喜の居間に入つて左右を退け、來意を告ぐれば、慶喜は四邊, 大垣等譜代諸藩の兵は、皆結束して二條城に馳せ集り、異口同音に之を難じて, ることを知るに及んでは、遊撃隊士及び會桑二藩士の憤懣激〓は殆んど其の, 曰く、薩州藩が諸侯の上京會同を待たずして擅に二三の公卿と謀議し、大策を, 決行せる奸曲は眞に惡むべく、宜しく討薩の表を闕下に捧呈して、君側の奸を, 除かざるべからずと。既にして朝議の模樣が傳へられ、慶喜が之に召されざ, せんとして二條城に至るや、屯集せる諸兵の内には、目瞋り唇震ひ、薩賊に與せ, る老耄來れりと罵詈雜言する者が多かつた。併し慶勝等は平然として諸兵, 以て二百有餘年の洪恩に報ぜんことを期するものの如くであつた。, 議定徳川慶勝・同松平慶永の兩人が朝旨を傳宣, 政復古の大號令の渙發せられしことを傳へて「辭將軍職之事被聞召候事」の宣, 午前, 十時, 松平慶永, の朝旨傳, 徳川慶勝, 宣, 第十八編王政復古大號令の渙發, 八八
割注
- 午前
- 十時
頭注
- 松平慶永
- の朝旨傳
- 徳川慶勝
- 宣
柱
- 第十八編王政復古大號令の渙發
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- 八八
注記 (23)
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