『大日本史料』 1編 3 延喜元年11月~8年雑載 p.341

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渡唐天神の像といふ物有、菅公唐へ渡り給ひし事は曾てなし、聖一國師筑, にも、右のごとく畫るもの有、後人の僞畫也、信ずべからず、, に成給ひしといふ妄説を信じて、菅公の顏を怖ろしく、眼を大にし見張、瞳, おのれらが心に比して、君子の心を知らずして、淺ましき事を作り出して、, 事也、俗畫には、菅公無實の罪にて、左遷せられしを恨み、深く憤りありて、雷, の後畫ては、其顏違ふべし、然れども、その人在世の間の徳と行跡に付て、君, からず、男の髭をそり、眉をぬき、鐵漿を付る事は、鳥羽院御代以前にはなき, 紫博多に住居す、其後國師の居住の跡にて、地より石を掘出したるに、聖一, 子の氣象まします人にて有ければ、いかにも柔和にして、威有て猛からず、, も髭も少し白髮交るべし、髭を畫くべし、眉を作るべからず、齒を黒くすべ, 子、小人、善人、惡人、相應に其面體を畫くべし、菅公は文徳有道の賢人にて、君, 子をつりあげ、齒をくひしばり、怒れる顏色をあらはせるは、小人愚昧の人, 言傳へたるをうけて畫るはあやまり也、世に菅公の自畫の像也といふ物, けだかく畫くべし、年五十餘歳ばかりに見えるように肉をきをいして、髮, 渡唐天神の像の事, 渡唐天神, ノ妄説ヲ, 憤怒ノ相, 辨ブ, 延喜三年二月二十五日, 三四一

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  • 渡唐天神
  • ノ妄説ヲ
  • 憤怒ノ相
  • 辨ブ

  • 延喜三年二月二十五日

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  • 三四一

注記 (21)

  • 381,636,66,2206渡唐天神の像といふ物有、菅公唐へ渡り給ひし事は曾てなし、聖一國師筑
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