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我父石見國より築紫博多に行たりしを、今の西濱の何某に討せしかは、親の敵を討は, 何某聞て、それこそ我親の敵にて候と云、上人敵とは何某そと宣へは、何某云、扨も, 何某いわく、未來輪廻の敵とはいかゝ、上人いわく、汝か敵を討はやと思ふ心の妄執, こそ、敵よりも猶敵なれは、其妄執の心を捨て、無念無想に住するならは、それこそ, 約をなしたるものなりしか、七月十一日に身まかり、最後の有樣諷誦にあけ候と宣ふ、, 親の爲なりと宣て、御念佛を唱へ給ふ所へ、博多の西濱の何某空く成たると申て、上, 念佛に怠らす、五逆十惡のやみを出て、既に彼岸の船を招き、西方の遠波を凌き候、, をたすけて、永き世の敵を討たらんにては有ましきか、能々あんし見るへしと宣ふ、, さるにても終焉の妄執とも成へきは、石見國高津の何某を某か手に懸しとき、上人仰, 明に照され、愚癡冥闇をも明らめ候ぬ、去月下旬の頃より、風病身體を苦むれとも、, の悲しみ今に殘れり、御念佛御廻向に預るへく候、南無阿彌陀佛と書たり、其時何某, 人へ腰の刀に文を添て送る、其文に云、此度上人の御下向により、偏に彌陀來迎の光, 云、名字はいつくの誰そと問、上人曰、築紫博多の西濱の何某とて、此聖に師弟の契, 有しは、獨の人身を殺すことは、多生の佛體を亡すに同しと承り候に、罪障也と心中, 天祿三年九月十一日, 九三
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- 天祿三年九月十一日
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- 九三
注記 (16)
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