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井氏に傳へたりしに、其家にては醫權と共に政府に收められんなとゝ思ひ違ひけん、, 之を其親戚なる六郷氏の庫中に祕し、僞りて紛失を以て命を拒みしかは、官重て命あ, り、累世の寶籍紛失したらんには、其節速に屆出可きに、其義無く等閑に置きたる段、, 不埓なりとの嚴譴を蒙り、百日間杜門せられたり、後五十年を經て、同氏大に前者の, を以て醫學館に借り、抄寫して一部を傳へん事を請ひたりしかは、官允許して命を半, 非を悔ひ、醫學館と和を講し、此書貸與したれは、縮寫して刊行したり、是多紀樂春, 安方は宋以來の理學の體より出て、主と據るへき古書傳はらぬこそ嘆ても尚餘あれや、, 院の時にして、當時其事に管預せし市醫森立之・佐藤玄長の輩、今猶存せり、, 失はさる以前は、猶ほ其業を全廢せしにあらされは、自己は醫を爲さゝれとも、門生, 〔醫心方大意〕, 籍、天下唯一部のみなる有名の醫心方を祕藏し居たれは、多紀安長より建白し、官命, 中には頗る名望ある者を收めて、衆醫を服從せり、, さて、今世に全く遺れるは醫心方・萬安方なれと、醫心方は多く千金方よりいて、萬, 〔奇魂〕, 永觀二年十一月二十八日, 又半井氏か家には、我朝古醫, ○名古屋市立博物, 館逢左文庫所藏, 藥方竝用藥辨書籍考, 略, ○中, 二, 佐藤方定ノ, 評, 二七二
割注
- ○名古屋市立博物
- 館逢左文庫所藏
- 藥方竝用藥辨書籍考
- 略
- ○中
- 二
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- 佐藤方定ノ
- 評
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- 二七二
注記 (25)
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