『大日本史料』 1編 22 寛和元年正月~3月 p.298

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花よりも猶こまやかなる色あひは、棹姫の心はへも、龍田ひめの手には及ひかたしや, ら、すか〳〵しうもおほしたゝさりしか、峯の紅葉も御幸待かほなる色あひなりとき, 四方になひき、下葉殘らす染つくしたる色、繪にかきたらんやうなる木のさまなり、, とめつらしく御覽して、あかすかへらせ給ふに、庭のかたはらに、大やかなる楓の枝, 給ふ、秋の花やう〳〵をとろえて、野山のけしきもいとあはれなるに、やまふかく入, り、よろつの御物語もいとたふとくきゝすてかたくおほせと、さてしもあらねは、出, 船の跡のしら浪に、常なき世のことはりもおほししられて、めなれ給はぬ御心にはい, をらぬにしきのとはりかとみえたり、, もておはすれはこきうすき、こすゑの色〳〵谷水にうつり、日影に照そふ峯の紅葉は、, こしめし、天元三年九月三日、中堂の供養にあはせたまはんとて、鳳輿をおもむかせ, 御かへさに師の房にいらせ給へは、師出むかひ奉り、法文のふかき心なととき聞せ奉, させ給ふとて、湖水はるかに望ませ給へは、風帆沙鳥は竹煙松霧の間に出沒し、漕行, なとの給て、木の許に立よらせ給て、いといたうめてさせ給ふ、さてこの一木をそ末, 寛和元年正月三日, 略ス、, ○繪, 略ス、, 二九八

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  • 略ス、

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  • 二九八

注記 (18)

  • 293,683,70,2191花よりも猶こまやかなる色あひは、棹姫の心はへも、龍田ひめの手には及ひかたしや
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