『大日本史料』 2編 10 長和5年3月~7月 p.336

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百卷をみつから書て奉納しける、今にかの寺にありと云々、, 文字をたにしらぬかほなる式部か謙退ふかき氣〓を知らぬ人の妄傳なるへし、父爲, せ給へかしとて、やかてみつからその任にあたりて此物語を作るへしや、一といふ, 今按、初參の事を思ひ出たる文を見るにも、新參のほとしられたり、されは物語と, 今按、河海はさもめてたき御方の御作なるに、かく段々妄傳をしるしおかせ給ふこ, と、尤いふかしくおほえ侍る、作者のめてたきにつけては、見る人これを信用し、, 時ははやく身まかり、夫宣孝も卒して後、いまた宮仕もせて、里に侍りけるやもめ, すみのつれ〳〵に、さる物語作り出たるをきこしめして、召いれられ、それより紫, 所望あらん時、中宮、式部をめして、何をかまいらすへきと仰せ合せられんに、新, 參の式部さかしたちて、めつらしきものは何か侍るへき、あたらしく作りてまいら, 日記とを見て、式部か氣〓とその時宜をおしはかるに、たとへは大齋院より草子御, 式部といふ名はつきたると申説こそ、まことにて侍らめとおほゆ、, 河海抄云、西宮左大臣、安和二年太、宰權帥に左遷せられしかは、, 〓章等こときものゝ申す事は、百に一そのことはりありても、わさんなりと思ひけす, 般若一部六, 爲章, 長和五年四月二十九日, ○中略、上, ニ掲グ, 草子ヲ需ム, 作ルトノ説, ルニ依リテ, ヲ駁ス, 源氏物語ヲ, 選子内親王, 長和五年四月二十九日, 三三六

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  • ○中略、上
  • ニ掲グ

頭注

  • 草子ヲ需ム
  • 作ルトノ説
  • ルニ依リテ
  • ヲ駁ス
  • 源氏物語ヲ
  • 選子内親王

  • 長和五年四月二十九日

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  • 三三六

注記 (27)

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