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れは、母の式部つら〳〵うき世のはかなきをおもひつゝけ侍るに、老少不定はゑんふの, ならひ、老牛の犢をねふり、斷猿の子をよふにことならさるためしなるに、ましてあい, は、是をなけき佛神に延命をいのりしかとも、そのかいさらになくして、すてに命脈を, 〳〵しき一ふしに、むねうちさわきつゝせきあへすなみたなからに、和泉式部、, とろへ、今をかきりとおほしき時に、式部母の手をとり〓をなかし、別を悲む風情に, て、一首を詠したり、, かくして口すさみけれは、さらぬたに親の心はやみにあらねとも、子をおもふ道に迷ふ, かやふにつらねし心のうちおもひやられてあはれなり、けにもわかれをとゝむるしから, みなき世のならひ、あはれはかなくも、小式部の内侍十四歳にして終にむなしくなりぬ, 今日は小式部をおくりしも、あすは我身にせまりなん、かくはかなき夢まほろしの世, ならひ、愛別離苦は人趣のことはり、風葉のたもち難き身はいつれの人かのかるへき、, いかにせん行へきかたもおもほへすおやにさきたつ道をしらねは, 小あしにてたとり行らん死手の山みちしらぬとてかへりこよかし, さいあいの息女小式部のないし輕からぬ病をうけぬれ, 和泉守橘の道貞の妻女なり、, 和泉守橘の道貞の妻女なり、〓〓さいあいの息女小式部のないし輕からぬ病をうけぬれ, ○中, 略, 萬壽二年十一月是月, 二三二
割注
- ○中
- 略
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- 萬壽二年十一月是月
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- 二三二
注記 (20)
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