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御子なり、頭をそり給へとも、心のたけきこと、よもうせし、あはれとくうし, よしみ御情もあり〓る、ありかたき御心さしなり、, 觀音の御利生なり、つゐに駿河國千本の松原にてきられ給ぬるも、先世の, し給て、やかて熊野にまひりぬひ、那智の奧にて身をな〓給ふ、かゝる人の, 大夫好康承て、千本松原にて切て第り、十二歳にて北條四郎時政の手にか, なはゝやと、人々申けれ共、鎌倉殿御免なかりけり、其故は文覺上人のあら, 宿世とおほして、あはれなりしことゝもなり、是より平家の子孫は絶はて, たり〓るを、安右衞門大夫資兼不仰て、同年二月五日、猪熊の文覺上人の宿, 所に押寄て、六代御前を召取て、關東へくたし奉る、駿河國の住人岡部三郎, んかをりは、さてこそあらめとおほしめしけり、かくこそ鎌倉殿は日來の, ふらひ給けるか、文覺上人流罪せられたるよし傳聞給て、高尾へ歸おはし, ゝりて、爰にてきられぬへき人の、今年廿六まて、命の生給ける事は、長谷の, 位中將惟盛、軍の最中み、讚岐の八島をのかれ出給て、高野にまひりて出家, 其後、打たへ、高尾にもおはせす、山々寺々修行して、父の後生菩提をと, 給にたり、, 建久九年二月五日, ○中略、文覺配流ノ事ニ, 條ニ, 收ム, 係ル、明年三月十九日ノ, ○參考源平盛衰記所收八坂本平家物語ニ、六代殿ハ、三位禪師ト, ア、行澄シテ、高雄ニオハシケルヲ、サル人ノ子也、サル者ノ弟子也、, トノ説, 千本松原, 二テ斬ル, 建久九年二月五日, 六八四
割注
- ○中略、文覺配流ノ事ニ
- 條ニ
- 收ム
- 係ル、明年三月十九日ノ
- ○參考源平盛衰記所收八坂本平家物語ニ、六代殿ハ、三位禪師ト
- ア、行澄シテ、高雄ニオハシケルヲ、サル人ノ子也、サル者ノ弟子也、
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- トノ説
- 千本松原
- 二テ斬ル
柱
- 建久九年二月五日
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- 六八四
注記 (27)
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