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選擇に歸していづれの文か邪輪なるらんと申されけるとなん、其後仁和, 房卿は、もとより明慧上人に歸したる人なりければ、かの摧邪輪を信じて, ひだ、此書をつくらせてのち、いよ〳〵名譽をおとされけり、入道民部卿長, といへる一卷の書をつくりてその難を救すといへども、義理不相應のあ, 寺の昇蓮房、かの摧邪輪をもちて、明遍僧都に見せたてまつるに、僧都申さ, 給にけり、かの禪門ものちには選擇のいみじき事を聞ひらきて、かへりて, さらにあたらざるなり、その中に異學異見をもて群賊にたとふるを破せ, れけるは、凡立破のみちは、先所破の義をよく〳〵心得てこそ、破するなら, ほかた生死をはなれんと思ふ程の人の、これまで罵詈誹謗せられたる事, れけるに、選擇集を破したる文なりと申されければ、我は念佛者なり、念佛, 擇集を破す、上人の門徒こぞりて難をくはへしによりて、かさねて莊嚴記, を破したらん文をば手にもとるべからず、目にも見るべからずとて、返し, られたるも、これ善導觀經の疏の文なり、またく法然房のとがにあらず、お, ひなるに、選擇集の趣をつや〳〵心えずして破せられたるゆへに、その破, 高野明遍僧都に見せたてまつらんとし給ける時、僧都なに文ぞと尋申さ, 明遍摧邪, 輪ヲ評ス, 建暦二年十一月二十三日, 一〇三二
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- 明遍摧邪
- 輪ヲ評ス
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- 建暦二年十一月二十三日
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- 一〇三二
注記 (19)
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