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ひ給ふ時, 間に火あり、波にうつろひて海岸を照す、よつて、, さく、船中の詠吟疑はし、藻を燒としろしめさはなと、何そたくとはめされ, 其光につおて、官船無恙〓に至れり、時に海岸に老翁有り、上皇に申てまふ, 急波しつまり風止といへとも、夜陰くろふして船士途に迷へり、然所に海, んや、藻の字を以て火になし給はゝ可ならんか、上皇おとろき給ひて、朕か, 我こそは新島守りよ隱岐の海の荒き波風心してふけ, 燒火山雲上寺は、島前に有、山は知夫里の南海岸, 色を増たり、後は大山、前には北極の荒海にて、本地は地藏薩〓の尊容也、む, れ給ひしとかや、凡麓より翠岸を登る事漸く拾八丁、御社は南陽を請、千丈, の高巖山の半腹に巖窟有りて、前に社壇を構へり、火燈の杉は、自ら神秀の, 灘ならはもしほ燒屋と思ふへし何を燒藻の煙なるらん, かし後鳥羽の上皇、此國に御渡海の時、夜陰波あらく官船あやうく途に迷, 山アリ, に建て、島前の高山なり、是は往古一條院の御宇永延元年に、此島に跡をた, 〔鈴木叢書〕, 隱岐名勝志, 八地志部, 承久三年七月十三日, 六八
割注
- 隱岐名勝志
- 八地志部
柱
- 承久三年七月十三日
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- 六八
注記 (20)
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