『大日本史料』 5編 2 貞応2年6月~嘉禄元年12月 p.174

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風谷寒し、鶴鄭太尉か跡にすむ、既にして赤羽西にとひ、まなこにさへきる, なかれをこえ島をへたてゝ、瀬々かた〳〵に別れたり、此道を二三里行は, ものとては、檜原槇の葉、老のちからこゝを疲れたり、あしにまかするもの, 前嶋の市には波の跡もなしみな藤枝のはなにかへつ, ならぬ感望に思ひみたれて過れは、朝雲峯くらし、虎李將軍か栖をさり、暮, 嶺の上に葉おちて壤をつく、肱を背におひ、面を胸にいたきて漸にのほれ, たゝねとも、藤枝の市をとをれは、花はさきかゝりたり、, は、汗肩袒のはたへになかれて、單衣かさぬといへとも、懷中の扇を手に動, 貴名の譽は此山にたかし、大かたおちこちの木立に心をわけられて、一方, 愛するたくみのけすりなせる山也、碧岸の下に砂なかうして巖をたて、翠, 四望かすかにして、遠情をさへかたし、時に水風例よりもはけしく、白砂き, かして、微風の扶持可也、かくて森々たる林をわけて、峨々たる峯を越れは、, 岡部の里邑を過てはるかにゆけは、宇都の山にかゝる、此山は山中に山を, りの如くにたつ、笠をかたふけて駿河國にうつりぬ、前島を過るになみは, は、苔の岩ね勤の下道、嶮難にたへす、暫うちやすめは、修行者一兩客、繩床そ, 岡部, 宇都ノ山, 藤枝, 前島, 貞應二年雜載, 一七四

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  • 岡部
  • 宇都ノ山
  • 藤枝
  • 前島

  • 貞應二年雜載

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  • 一七四

注記 (21)

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