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なくおほえて、, うき身をはうらみて袖をぬらすともさしもや波に心くたかん, たひ行は、岩にあたりてさきあかる浪の、はなのことくにちりかゝる、, も、つなをくさりて大津のうらに似たり、千万宇の宅軒をならへて、大淀の, 申の斜に湯井の濱に落著ぬ、しはらく休みて此所をみれは、數百艘の舟と, ひゐて興なきにあらす、歩をおさへて石をみれは、むかしかの堀うかちた, 鷄鳴八聲のあかつき、旅宿一寢のゆめさめて、たち出見れは、月の光屋上の, わたりにことならす、御靈の鳥居の前に日をくらして後、若宮大路より宿, 路の池に高き山あり、山のみねかふろにて貴からすといへとも、恠石なら, る磐ともなり、うみも久しくなれは、ひるやらんとみゆ、腰越といふ平山の, 所につきぬ、月さしのほりて、夜も半に更にけれは、をきたる老人おほつか, あはひを過れは、稻村といふ所あり、さかしき岩のかさなりふせる濱をつ, 西にかたふきぬ、, 都には日をまつ人を思ひをきてあつまの空に月を見る哉, 江のしまやさして鹽路に跡たるゝ神はちかひのふかきなるへし, 大路ニ著, 鎌倉若宮, 湯井の濱, 稻村, 腰越, 江の島, ス, 貞應二年雜載, 一八五
頭注
- 大路ニ著
- 鎌倉若宮
- 湯井の濱
- 稻村
- 腰越
- 江の島
- ス
柱
- 貞應二年雜載
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- 一八五
注記 (24)
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