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寶、衆生種々の門より入と, 〳〵出離の媒たるへく候、但止觀等は、聖道門出離の一筋を示候、淨土門の散心念佛を, 禪法印の返状云、散心念佛、理觀を相兼られ候事、口稱三昧、觀解をみかゝれは、いよ, 遮するにあらす候、易行道かならす理觀を具すへきにあらす候、慧心の釋その意に候歟、, 行無盆のよし、近來の聖人等おほく申候歟、この條はなはた甘心なく候、泥〓の眞の法, めて三界の故郷を出やすく御候歟、一文一句の知識、〓汲引の媒介に候歟、まことに大, 的の盆なく候はんや、但且は本願に順し、且は易行たり、散心念佛往生の業に足れるよ, の聖應をたゝく機縁、又なかるへきにあらす候、たとひ末代たりといふとも、なんそ射, し、出仕のむかしより、籠居のいまにいたるまて、その意變せす候、御使を立なから、, 且は傳記の文、一紙かきいたして進上候、この條淨土宗の道綽善導等の人師の心、左右, なき事にて候うへ、經教論家、ならひに天台妙樂等の釋まても違すへからす候、地體菩, 歟、卑賤の類たりといふともなを曩劫の宿善を知かたし、いはんや九五の尊たり、さた, 提心につきて、縁理の四弘は勿論の事、菩提心をかならす具不具は、人師の釋等不定に, 切の事に候、かならす御存知のをもむき、色代覆藏なく注給て進すへく候なり, いはんやその上の行、かならす理觀を具すへきにあらす候歟、但念佛の外、餘, 行者の根性區々にわかれ候、己心の高廣を觀して、無窮, 候, 明, 慧心, 已上, 取詮、, 二釋、, 云, 云, 明禪ノ返, 状, 仁治三年五月二日, 三六一
割注
- 慧心
- 已上
- 取詮、
- 二釋、
- 云
頭注
- 明禪ノ返
- 状
柱
- 仁治三年五月二日
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- 三六一
注記 (28)
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