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ものうし、難行苦行の二道ともにかけたりといへとも、山の中に眠れるは、里にありて勤, たる道心も侍らぬうへ、其身堪たるかたなれは、理を觀するに心くらく、佛を念するに性, をこたふ、むかし叔齊か、首陽の雲に入て猶三春の蕨をとり、許由か顆水の月にすみし、, 此庵のあたり幾程遠からす、峠と言所にいたりて、おほきなる卒都婆の年經にけると見, ゆるに、歌ともあまた書付たる中に、東路はこゝをせにせん宇津の山哀もふかし蔦のし, た道とよめる、心とまりておほゆれは、その傍らにかきつけし、, 心を淨域の雲の外にすませる、いはねとしるく見えて、中々にあはれに心にくし、, みえす、柴折くふる慰めまても、思ひたえたるさまなり、身を孤山の嵐の底にやとして、, たるにまされるよし、ある人のをしへにつきて、此山に庵を結つゝ、數多の年月を送る由, をのつから一瓢の器をかけたりといへり、此庵のあたりには、殊更煙たてたるよすかも, 世を厭ふ心の奧や濁らましかゝる山邊の住居ならては, にみゆる物なし、發心のはしめを尋きけは、身はもと此國のものなり、さして思ひはなれ, ちに、獨の僧あり、畫像の阿彌陀佛をかけ奉て、淨土の法もんなとをかけり、其外にさら, 寛元二年二月十七日, 二五七, 峠
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- 寛元二年二月十七日
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- 二五七
- 峠
注記 (16)
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