『大日本史料』 5編 23 宝治元年10月~同年12月 p.197

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て、物をかゝせんかことし、豈小兒の高名ならんや、下々品の念佛も又かくのことし、, まる、三寶悉く滅しなん、閻浮提にはたゝ冥々たる衆生の、惡の外には善と云名たに, ある、名號の不思議をもや念しつへきと教れとも、苦に責られて次第に失念する間、, 經の三寶滅盡の時の念佛も、白木の念佛也、其故に大小乘の經律論、みな龍宮におさ, の人の爲に、難行苦行せし願行なる故に、失念の位の白木の念佛に、佛の五劫兆載の, 儀には機の道心一もなく、定散のいろとり一もなし、只知識の教に隨ふはかりにて、, の悟も、かつて心にをかす、起立塔造の善も、此儀には叶へからす、捨家棄欲の心も、, 此時はをこり難し、誠に極重の惡人也、更に他の方便ある事なし、若他力の領解もや, 只知識と彌陀との御心にて、纔に口に唱て往生を遂也、彌陀の本願はわきて五逆深重, 別のさかしき心もなくて、白木に唱て往生する也、たとへはおさなきものゝ手をとり, 願行つゝまりて、無窮の生死を一念につつめて、僧祇の苦行を一聲に成する也、又大, も憑むへきにもなし、臨終には死苦にせめられける故に、止惡修善の心も、大小權實, 轉教口稱して、汝若不能念者、應稱無量壽佛と云時、意業忙然と成なから、十聲佛を, 稱すれは、聲々に八十億却の罪を滅して、見金蓮花、猶如日輪の盆にあつかる也、此, 往生スベシ, 白木ニ唱テ, 寶治元年十一月二十六日, 一九七

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  • 往生スベシ
  • 白木ニ唱テ

  • 寶治元年十一月二十六日

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  • 一九七

注記 (18)

  • 902,681,57,2188て、物をかゝせんかことし、豈小兒の高名ならんや、下々品の念佛も又かくのことし、
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