『大日本史料』 5編 23 宝治元年10月~同年12月 p.206

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をは、往生はえせぬとなけくなり、なけくも、よろこふも、自力の迷なり、大經の法, このひしりの意巧にて、人の心得やすからむために、自力根性の人にむかひては、白, 下品下生の機は、佛法・世俗の二種の善根なき無善の凡夫なるゆへに、なにの色とり, 戒をもていろとり、或は身心をとゝのふるをもて色とらんと思なり、定散のいろとり, ある念佛をは、しおほせたり、往しやううたかひなしとよろこひ、いろとりなき念佛, 一もなし、況や死苦にせめられて、忙然となる上は、三業ともに正體なき機なり、一, 木の念佛といふ事を、つねに申されにけり、その言にいはく、自力の人は、念佛をい, らるゝ故に、止惡修善の心も、大小權實のさとりも、かつて心にをかす、起立塔像の, ろとるなり、我は大乘のさとりをもて色とり、或はふかき領解をもていろとり、或は, 善も、この位にはかなふへからす、捨家奇欲の心も、このときはおこりかたし、まこ, とに極重惡人なり、更に他の方便ある事なし、もし他力の領解もやある、名號の不思, 期は惡人なる故に、平生の行の、さりともとたのむへきもなし、臨終には死苦にせめ, 滅百歳の念佛、觀經の下三品の念佛は、なにのいろとりもなき白木の念佛也、本願の, 文の中の、至心信樂を、稱我名號と尺給へるも、白木になりかへる心也、所謂觀經の, 下品下生往, ハ念佛ノ彩, 木ノ念佛ナ, 生ノ機ハ白, 自力ノ往生, 色ニ過ギズ, 證空ノ教説, 寶治元年十一月二十六日, 二〇六

頭注

  • 下品下生往
  • ハ念佛ノ彩
  • 木ノ念佛ナ
  • 生ノ機ハ白
  • 自力ノ往生
  • 色ニ過ギズ
  • 證空ノ教説

  • 寶治元年十一月二十六日

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  • 二〇六

注記 (23)

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