『大日本史料』 5編 26 宝治2年正月~同年9月 p.425

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さるむね、上人しめし給けるを、ふかく心苻におさめて、行住坐〓に念佛をこたる事な, 僧一人に心をあはせて庭前にすゝみいてゝ、たからかに物申さむといはせて、西方淨土, そつけ給へりける、常隨給仕六个年のゝち、元久二年に本國に下向して、家子郎從廿餘, れは、かの室にのそむ道俗・尊卑、念佛せぬはなかりけり、あるとし元日の祝言に、下, て一心に彌陀を念し、三業を西方にはこひけり、世の人たうとひて小倉の上人とそ申け, る、庵室の西一町餘をへたてゝ、一間四面の御堂を建立して、御堂の妻戸に庵室の戸を, いとひ、淨土の不退をねかふへきおもむき、ねむころに教化し給に、信心胸にみち、〓, し、おほよそ念佛のほ、他事をましへさりけり、念佛せさるものをははちしめいとひけ, 人を教導しておなしく出家せさせて、同行として、酒長の御厨小倉の村に庵室をむすひ, に、上人罪惡生死の凡夫、彌陀の本願に乘して、極樂に往生するいはれ、世上の無常を, あけあはせて、佛前の燈明を攝取の光明とおもひて、常に光明遍照の文をとなへ、發, 仰肝に銘しけれは、やかてそのとしの十月十一日生年廿八歳にて出家す、法名を智明と, 露諦泣しけり、具縛の凡夫なりとも、本願をたのみて念佛せは往生うたかひあるへから, 貴賤あゆみをはこふよし傳聞て、宿縁のもよほしけるにや、かの庵室へ參したりける, 時上人ニツ, 年二十八ノ, キテ出家ス, 法名智明, 寶治二年九月十六日, 四二五

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  • 時上人ニツ
  • 年二十八ノ
  • キテ出家ス
  • 法名智明

  • 寶治二年九月十六日

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  • 四二五

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